おすすめしない英語学習法 上からのつづきとなります!
NG3-単語帳の作成
私は基本的に勉強の教材、やり方等は自分で考えるべきであり、その工夫の中で何をしてもいいと思っています。自分が必要と思えばどんなノートを作ってもいいはずです。
ただし、ビジネス英語における「単語帳の作成」は、単に時間がかかるのみならず、単語を教材と切り離しているという意味で、問題があると思っています。またこの習慣を受験生時代の記憶から引きずってしまっている方も見受けられます。
そもそも英単語ですが、ある教材をやっているときに知らない単語に出くわした場合、もちろん「最終的にすべて暗記」が必要です。そのため、その教材を単語を覚えるまで徹底的にやりこむ必要があります。
その意気込みであれば、使用教材がそのまま単語帳にもなるため、別途単語帳を作る必要性は乏しくなります。
また単語は文脈とともに覚えるのが効果的です。ひとつの単語だけを抜き出して覚えるのは極めてナンセンスですし、かといってセンテンスを抜き出して単語帳に落とし込むのも手間がかかって仕方ないと思います。
また、今はちょっと検索すれば文例付きで単語がすぐにわかる時代になりました。本当にいい時代になったと思います。
NG4-リスニング練習のみをやる
ビジネス英語とは、リスニングのみならず、スピーキングができることを指します。スピーキングは、リスニングとは違って、自分で能動的に文章を素早く考え、話す必要があります。
リスニング練習はもちろん英語能力習得に効果的ではあるものの、これのみをやってスピーキング能力が上がることはありません。私もリスニング教材をひたすら聞いていたことがありましたが、その教材を暗記することはできるものの、実際にその教材で使われていた構文を応用して話す、といったことはできるようになりませんでした。
しかし中高の英語の授業は基本的に読んで、聞いて、日本語に翻訳する、で完結してしまうため、社会人になってもうっかりこの記憶から、リスニングして意味を理解するだけで満足してしまいがちです。
ビジネス英語習得の観点からは、のちに触れる方法で、リスニングのみならず、アウトプットとしてのスピーキング練習を実施する必要があります。つまり、聞いて、意味を理解して、終わり、では足りないということになります。
NG5-インプット/アウトプット練習なしでの短期語学留学・オンライン英会話受講
インプット/アウトプット練習の具体例はのちに触れますが、要は何も勉強しないまま、短期語学留学に行って、「現地で勉強を開始する」ことは、効果的な英語学習の観点からは避けたほうが良いと思います。あまり言いたくはありませんが、海外の日本人専門語学学校では、準備なしに現地で英語の勉強を始める受け身タイプの方が多かったように思います。
自費であれ会社もちであれ、せっかく海外に行けるのであればしっかり準備しておいたほうがはるかに効率がよいです。
残念ながら、英語は聞き取れないとほとんど雑音にしか聞こえません。雑音を聞きに海外に行くよりも、事前に準備しておいたほうがはるかによいことは言うまでもありません。
また現地の語学学校で、せっかくネイティブの先生についてもらいながら、単語の発音練習とかで終わってしまうのも残念ですし、世界中から生徒が集まっていることが多いクラスで、スピーチの練習ができておらず「アイアム…シャイパーソン…アイムソーリーフォー…マイ…プア・・・イングリッシュ…」みたいな残念な自己紹介をしてしまうのも、もったいないですよね。
語学学校に行くのであれば、完全に「ネイティブスピーカーと会話するための機会」と位置付けて、しっかりそれに向けて準備しておくことが重要と思います。これは国内にある英会話教室の場合でもある程度当てはまると思いますし、のちに触れるオンライン英会話スクールでも基本的な考え方は同じです。 もちろん、「観光が主目的」であれば、また違う話でしょう。偉そうに言っていますが私もかつてロンドンの語学学校に1週間行ったときは観光とサッカーの試合ばかりでした笑。
これはオンライン英会話も同様です。ある程度のインプットおよびアウトプット練習が無まま受講しても、時間を浪費することになるでしょう。
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