進捗管理の大切さ -社会人の勉強法2 進捗の視覚化1-

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ところで、こんな経験はありませんか?

「あれだけ勉強したのに、あれだけ練習したのに、ぜんぜんできなかった…」

勉強・スポーツ・仕事で私はよくこの状況に陥ってきました。

自分ではかなり準備したつもりだったのに、まるで成果が出ないときは辛いものです。

一方で、じゃあ「何時間」「何を」準備したのか、と聞かれると、困ることが多かったと思います。

社会人が勉強をするとき、疲れた状態でやっているので、自分としてはかなりの時間勉強した気になっています。

ここで私の社会人受験生時代のよくありがちな1週間の黄金パターン?を見てみましょう。

月曜日:

帰宅後、気合で3時間勉強!進捗もよかった!自分を褒めてあげたい。が、すでに時刻は深夜1時。夜食ラーメンを食べながら「このペースでいけば合格してまう」などと合格後のことを妄想し、妙に興奮して眠れない(合格後のことを考えるのってワクワクするものです)。

火曜日:

けっきょく5時間弱しか睡眠時間が取れず、仕事でも疲労を引きずる。帰宅後全く勉強する気力が沸かない。目覚ましのつもりでゲームをしていたら寝落ち…(当時はよくウイイレで自分のチームを作っていました笑)。

水曜日:

そこそこ体力が回復していたものの、急に発生した残業で帰りが中途半端な時間になり、一緒に残業していた先輩に誘われ飲みに行ってしまった…。どうやって帰宅したのかも記憶がない。

木曜日:

二日酔いで朝から全く集中力がなく、早めに帰って「ひと眠りして勉強しよう」→気づいたら金曜の朝!(これを何度やったことか…)

金曜日:

体力は回復していたものの、「金曜の夜に家に帰って勉強」という行為にまったく惹かれない。かといって彼女もおらず、なぜかダラダラと会社に居残る(男性はそういう経験ありませんか?笑)。一緒に飲みにいけそうな女子を探す。結局見つからず悶々としたまま帰宅。勉強のことは頭の中から消え去る。

土曜日の朝:

今週どれだけ勉強したか思い出せない。なんかやったような気もするし、途中「いろいろあって」できなかったような気もする。まあいいか。さすがに休日は頑張ろう。ということで午前中のみ勉強3時間!午後はゲーム!夜は合コン!(社会人受験生の自覚1ミリもなし)

日曜日:

早起きして図書館に行って勉強しようと思っていたら二日酔いで11時起床。午後からもそもそと図書館へ。が、しかし・・・図書館はまさかの大混雑で座席の確保ができず。なんだか疲れもありそのまま帰宅…遅めのランチ(ラーメン大盛)を取った後、眠くなって昼寝。起きたらすでに夕方!これぞ無為な休日の過ごし方。さすがに夜は2時間ほど勉強する。1週間を振り返り、とても勉強したなあ、よくがんばった、と無理やり前向きになる。もちろん夜はサザエさん症候群に陥る。遅く起きた上に昼寝もしたためなかなか眠れず、明日の仕事が思いやられる…

…書いていて辛くなってきました。よくこんな状態から合格まで持って行けたものです。

ここで言いたいのは、この情けない1週間の改善ポイントとして、「何を」「どれくらい」やったのか、把握しよう、ということです。

この1週間の勉強時間は月曜、土曜、日曜の合計8時間です(注:正確には1週間は日~土ですが、私は月~日と考えています。そのほうが平日の遅れを土日で取り返すという意味で勉強のスケジュールが立てやすいように思います)。週8時間が悪いとは言いませんが、受験専念の方であれば1日で8時間勉強してもおかしくはありません。これで勉強した気になっているのは自分を客観視できていないことになります。

そして勉強した内容は、漠然と直近のものしか記憶していないでしょう。月曜日に何をやったのかは消え去っています。これでは「今何をしているの?」と問われても、あいまいなことしか答えられません。

進捗を把握し、今自分がどのレベルにいるかを客観視することは、仕事において大きなプロジェクトを進めるうえでも非常に重要となります。

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