英語学習黄金比率 -社会人のビジネス英語勉強法5 リスニング1-

さて、ここから具体的な中身に入っていきましょう。

ここでは仮に1日45分、TOEICの試験前は1日1時間の勉強時間が取れると仮定します。

ちなみに私は英語に関しては、過去15年間、一日平均15分勉強しています。別記事(後日)で記載の通り、私は勉強時間をすべて記録していますので、この数値はかなり正確です。

これはあくまでも1日平均した数値であり、多い日はTOEIC試験前や海外出張前で1日2時間以上、やらないときはゼロもあります。プロとして本業も勉強しなければいけない以上、これ以上の時間はかけられませんでした。別記事でも記載した通り、「何にどれくらい」時間を投入したか把握するのは、非常に重要です。

私の英語勉強時間の内訳は

・オンライン英会話40%

・英訳アウトプット練習20%

・リスニング練習15%

・文法・TOEIC対策10%

・他

といったところです。各項目の意味はのちに触れたいと思います。最近はオンライン英会話に重点を置いているため割合が大きくなってきました。

ちなみにオンライン英会話はアウトプット練習のようなものですので、結局アウトプット練習を半分以上やっていることになります。

別記事(後日)に記載の通り、アウトプット練習はある程度のインプットがないとできませんので、最初のうちはそれほど時間を割かなくてもよいでしょう。

さて、話を戻し、45分を英語の勉強の時間に充てることができるとして、その45分をどう使うか、ですが、最初は次の割合をおすすめします。

(順不同)

15分:リスニング練習

15分:英訳アウトプット練習

15分:文法テキスト

このようにリスニング、英訳アウトプット、文法をバランスよく実践していくことが、英語力上達の近道となります。これが英語学習黄金比率です。

また、それぞれ分割した項目において、自分は今「リスニング力向上」「英訳アウトプット力向上」「文法力向上」のために勉強していることをしっかり意識することが重要です。

そしてこの記事(後日)を参考に、それぞれどれくらい時間を投入したのか、しっかりと記録していきます。

では、それぞれの内容を見ていきましょう。

・リスニング練習について

別記事でリスニングばかりやってもいけないと記載しました。

かといってリスニングをおろそかにしてはいけません。当然ながら、相手の話が分からないと会話にならないからです。

リスニングで使用する教材は対訳付き、できれば左のページに英語があり、対応する形で右のページに日本語があるテキストを使用することをおすすめします(これは次の英訳アウトプット練習も同様です)。

リスニングの練習は意味が分かることが大事であり、わからなければすぐに対訳を確認できることが非常に重要となるためです。

使用する教材レベルですが、1回聞いてもほとんど聞き取れないレベルのものがおすすめです。リスニング練習は当たり前ですが自分のリスニングレベルを上げるためのものであり、一回聞いてほとんどわかるレベルの教材を選んでもレベルアップにはつながらないのです。

教材は、書店で見て、自分のレベルを超えていて、対訳がわかりやすいものを選んでください。もちろん音声付きのものです。

ちなみに私のお勧めのリスニング教材は次の通りです。いずれも音声・対訳が付いています。

・初~中級者:NHKテキスト 実践ビジネス英語(月刊)

・上級者:アルク出版 ハリウッドスターの英語シリーズ、ロックスターの英語 等のネイティブスピーカー同士による対談・インタビュー形式

注:上記はあくまでも自分のたどってきた道からお勧めしているものであり、教材は書店で確認することをお勧めします。完全な初学者にとっては「NHKテキスト 実践ビジネス英語」はハードルが高すぎる可能性があります。やはり書店で確認して、「自分のレベルを超えているけど、対訳を見ればなんとなく理解できそう」なテキストをリスニング教材として選ぶことが大事です。完全な初学者にとっては、中学生~高校生用の教材が当てはまる可能性もあります。 また、書籍に限らずアプリなども同様の効果があれば全く問題ないと思います。

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[…] また、英語学習といっても、基本的には独学が可能です。リスニング、英訳アウトプット練習、文法は独学を想定しています。これらの英語学習黄金比率を守り、しっかり回していけば、スピーキング以外の基礎はしっかりとついているはずです。 […]

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