進捗を把握し、今自分がどのレベルにいるかを客観視することは、仕事において大きなプロジェクトを進めるうえでも非常に重要となります。
また、今の進み具合を把握することでモチベーションも大幅に違ってきます。私はジョギングを趣味としています。以前はただ気が向いたときにやみくもに走っていました。しかしジョギングアプリを入れてから、毎月○○キロ走ろう、マラソン大会前は1キロ〇分以内で走ろう、と明確な目標を持つようになってきました。目標がクリアになればなるほどモチベーションは上がります。
勉強に当てはめると、今この科目は1セット15分あたり8ページ読みこなすことができている。2週目は、少しペースを上げて12ページで読もう、といった風に具体的に目標を設定することができるのです。
さて、この進捗管理の仕方ですが、非常に簡単な方法で構いません。複雑に作りすぎるとその更新自体が重荷となってしまうため、進捗管理表は極めてシンプルにすべきと思います。
私はエクセルを使って行っていました。
要件は次の通りです。
・科目ごとにつくる
・全体像を把握できるようにつくる
・投入した時間と進捗、進捗具合、1回あたりの進捗がわかるようにつくる
イメージとしては次のエクセルです。

いま財務会計論という科目のテキストを勉強しており、大きく分けると計算と理論があります(本当はもう少し細分化できるのですが、それはのちに触れたいと思います。)。
このそれぞれの項目について、全ての「基本テキスト+問題集」のページ数を調べます。それを「全ページ数」に記載します。
このブログでは15分をワンセットと考えていますので、今回勉強した15分で進んだページ数を数え、それを「進捗ページ」のところに記載します。
さらに、15分を1セットと考え、それを何回投入したのかを「15分勉強回数」に記録します。
上のエクセルで次のことがわかります。
現時点で財務会計論の計算は、全1500ページのうち342ページ進んでおり、進捗率は22.8%、これまで「1セット15分」の勉強時間を42回投入している(時間にすると15分×42回=10時間30分)。15分あたりの進捗は8.1ページです。
仮にこれが勉強を開始して1か月後であれば、財務会計論の計算編の1か月進捗率は22.8%なので、少なくとも4~5か月で1回転できる、ということになります。
このエクセルは月・もしくは四半期ごとに、別シートに順次更新していくことが大事です。
そうすることで例えば4月と5月の進捗率の比較ができます。これにより、自分の現在の立ち位置がわかるのです(私は四半期ごとにシートを変え、進捗の四半期比較しています)。
上記は進捗管理の一例ですが、進捗管理は非常に簡単なものとすべきです。あまりに面倒くさいもの、例えばカレンダーを作って日ごとに進捗を細かく記載してく形式は、まず日々の入力が面倒くさいだけでなく、仮に1週間さぼってしまった場合、その週だけ空欄となってしまいモチベーションダウンとなってしまう可能性があります。
この表は何をどれだけやったかのみを記載していくことになるため、入力自体はほとんど数秒で終わります。進捗率や1回あたり進捗は計算式を入れていますので一目瞭然です。
さらに大事なのは、これはあくまでも「1回転目」の記録であって、2回転目以降も同じように記載していくことです。

1週目は終わった状態なので100%となっています。2週目は1回あたり進捗が「計算」であれば7.1→10.2にアップしています。
私の経験上、2週目は1週目よりも進捗スピードが上がります。
このように、進捗スピードアップを明確に把握し、自分の成長を実感することが、モチベーションアップにつながります。
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