シンプルな進捗管理表を作ろう!からの続きとなります!
前回次のようなシンプルな表で学習の進捗管理、という話をしました。

全体の何パーセントが終わっていて、1回あたりそれくらい進捗できるかを視覚化しよう、というものでした。
ところで、テキストというのはそもそも「何回」読むべきなのでしょうか?
1回?3回?10回?
聞いておきながらすみませんが、もちろん答えはありません笑
が、資格試験の勉強をする場合、一応の目安のようなものはあると思います。試験までに「可能な限り」基本テキスト・問題集を何度も回転させる必要があります。何回転させるべきか、という数値を挙げるのは非常に難しいですが、ある予備校の先生は「もし回数を言えと言われれば、最低8回」とおっしゃっていました。私の実感もこれに近いです。
よって、資格試験であれば前回挙げた管理表を8回程度作ることが必要となります。
もちろんこれはあくまでも先生から聞いた話と自分の実感を挙げただけであって、もっと少なくても合格レベルに達する人はいるでしょう。こればかりは「可能な限り」としかいいようがありません。
ここで話は少しそれますが、もしそれほど勉強が進んでいない状態で試験日を迎えてしまったとしても、必ず試験は受けたほうが良いです。私も今まで試験では奇跡と思える合格を何度かしてきました。マーク試験で、わからない箇所を全部「2」にしたらそれが全部合っていたこともありました。こんなこともあるのかと衝撃的過ぎていまだに記憶に残っています。重い腰を上げて参加することで、初めて可能性が生じるのです。
また話は完全にそれますが、私はボーリングの腕前は可もなく不可もなくといったところですが、とある100人が参加する仕事関連のボーリング大会に嫌々参加したところ、突然運に恵まれ、2ゲームでスコア430をたたき出し全体の1位になったことがあります。また、とあるフットサル大会では普段下手なのに突然4試合で10ゴール決めたこともあります笑
これは自慢でもなんでもなく、本番は本当に何が起こるかわからない、ということが言いたいのです。ボーリングもフットサルもどちらもお世辞にも上手ではないし、たいして行きたくもなかった大会だったのですが、参加することで初めて何かが起こる可能性がある、ということがわかりました。
もちろん完全に失敗というか、思い通りの結果にならないことのほうが多いのですが、それでもいろいろなことに参加しチャレンジするということは本当に価値があると思います。
その後、ボーリングもフットサルも含めていろいろ参加していますが奇跡は起こっておりません…笑。まあそんなに頻繁に奇跡が起これば苦労はしませんね。
試験に話を戻すと、本番の経験値はとてつもなく大きなものとなります。次回以降に必ず生きてきます。
資格試験でなく一般的な勉強だったとしても、最低3回は繰り返さないと、内容を把握することはできないと思います。私も資格試験ではない普通の勉強でも同様にページ数で管理しています。
上記の表は「ページ数」で管理していますが、資格試験の初期段階(基礎期)であれば「講座数」管理になるでしょう。全体のボリュームと現時点の進捗、進捗比較と自分の立ち位置がわかればどんな管理方法でもOKです(予備校のパンフレットやスケジュールを見れば、全体講座数がわかるはずです)。
ちなみに現在、私が勉強しているIPO関連書籍の実際の進捗状況です!

テキスト1はいま3週目に入っていて、1セット15分あたり10.8ページ進めています(1週目は6.2ページだったので、だいぶ早くなってきました)。テキスト2は2週目が大体終わりかけで、もうすぐ3週目に入ろうかというところです。
私の場合、進捗が遅いテキストは今読んでいる事業承継のテキストで15分あたり5ページ前後です。これまで様々なジャンルのテキストを読み、統計をとった経験から、どんなに遅くても15分あたり5ページは進める、という自信が生まれました。
そうすると不思議なことに、本屋に行ってちょっと中身を見ると、大体15分あたり〇ページ読めるな、というカンが働くようになります。
この進捗管理表は、誰に見せるものでもなく自分のために作成するものです。他人の目を一切気にせず、自分がモチベーションを挙げられるやり方で作るのがポイントです。
「進捗の資格化」のまとめです。
- 勉強は「何を」「どれだけ」やったのか、記録することによって、進捗状況、進捗ペースを把握する必要があります。
- こうすることで膨大な範囲だったとしても、自分の立ち位置を把握してモチベーションアップにつなげることができます。
- 管理方法は、極力シンプルなものとすべきです。
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