復習は1秒単語確認! -社会人のビジネス英語勉強法7 リスニング3-

リスニング2からのつづきです。

このブログでは15分区切りの勉強を推奨していますので、15分区切りでリスニング練習をしていたとして、ページの途中で15分が終わってしまったとします(15分で区切りよく終わることはまずないでしょう)。次の15分はどのようなアプローチをしたらいいでしょうか。

次の15分の冒頭では、前回の復習として、前回線を引いた英単語を見て、ぱっと意味を思い出します。思い出せなくても全く問題ありません。1秒考えて思い出さなかったらすぐに和訳のほうを確認します。対応する和訳のほうにも線を引いたのはこのためです。

左の「英単語だけ」を見て、1秒考え、わからなかったらすぐに右側の対応する和訳を見る

1秒しか考えなくてもいいのか、という話ですが、実際のビジネスの場において、3秒以上考えてもわからない単語は基本的に思い出すことがありません。また、あまり時間をかけて思い出すよりも、別の表現に言い換えるなり、すぐ相手に確認したほうが、スムーズに話が進みます。そのため思い出せない単語をずっと時間をかけて考えていつまでも引きずっているよりも、すぐに答えを見て、記憶に刷り込んだほうが効率的です。

そのかわり、このプロセスは1セット15分のリスニングの冒頭において、何度も繰り返す必要があります。英単語は何度繰り返しても忘れますが、それはそういうものだと思ったほうが良いです。大丈夫、いつか覚えます

15分の冒頭において、どこまで前回の復習をするか、というのも大事です。基本方針としては、可能な限り短い時間で、可能な限り振り返る、ということになります。

私の場合は、章ごとに区切って、冒頭2~10分を前回までの復習に充てます。英単語の線を引いたところと対応する和訳をざっと確認し、前回までのリスニングも再度行います。基本15分しか勉強しませんので、章の終盤になると新たに学習する時間が5分しかない、ということもありえます。

1つの章を終え、次の章に入った場合は前の章は復習しないことにしています。どこかで区切らないと、復習だけで終わってしまうからです。

語学学習で大事なのは、テキストをすぐに終わらせて次から次に新しい教材を購入するのではなく、1つのテキストをほぼ暗記するまで繰り返すことです。1つのテキストには想像以上にたくさんの情報が詰まっています。

よって仮に復習に時間を費やしすぎて、進捗が悪かったとしてもそれはまだその章の英単語等をしっかり覚えていないということでもあるため、問題ありません。理解が進んでいれば、復習も2~3分で終わるはずです。 テキストは最低3回繰り返す必要があります。3回やってはじめて記憶に定着します。そのためにもまずは1周して一通り終わらせることが大事です。

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