いきなりですが、社会人の「自由」とはなんでしょうか?
自由時間?会社で好きなように仕事できること?独立すること?
私は常々自由に生きたいと思っていました。幼いころ両親の教育が非常に厳しかったこともあり、物心ついたころから謎のルールや不合理な慣習に反発をしてきました。今にして思えばもう少し親の言うことを聞いておけばよかったと思うこともありますが笑、「田舎の教育に熱心な家庭」とは大体そんなものでしたよね。
小学生のころ、習い事は習字、水泳、塾に加え野球までやらされていました。やらされていた、とは本当に言いたくないのですが、事実なので仕方ありません。自分の意志で決めたことがなく、すべて親が決めたことだったのです。
私は自分で納得して選んだことしか取り組めないタイプだったので、他人から強制されたものはほとんど上手くできませんでした。それでできる子もたくさんいるのはわかっているのですが、私はどうしてもだめでした。
加えて当時のスポーツや習い事における、やたら厳しい練習も嫌いでした。子供心に、なんでそんなに軍隊式なのかと思っていましたし、なぜたかがスポーツでそんなに悲壮感に満ちているのか笑、もう少し上達に向けて効率的にできないのか、さらにもっと楽しくできないのか、と常に思っていました(不思議なことに軍国主義を嫌っていそうな大人たちが、なぜか軍隊式教育をしていました笑)。それでほとんどやる気を失っていました。まあ、別の見方をすれば私は「根性がない」となるでしょう笑。
今振り返っても、なんであんな非論理的で横暴なコーチや顧問の下で、みんなやる気になれたんだろうなあ、と思います。部活とかはドMの集団かと思っていました笑
しかし当時の両親やコーチに理解できる面もあります。なぜなら、団塊世代が育った昭和中期の日本はまさに「上意下達の」時代だったのです。選択肢もほとんどなく、決められたルールに乗って上から言われた通りに生きるだけで精いっぱいだったのでしょう。そして昭和の終わりから平成にかけてのバブル~バブル崩壊のさ中、令和の今に通じる価値観の多様化が爆発的に広まったと思います。そんなめまぐるしく変わる時代に、昭和の価値観を持つ世代が子育てするのは大変だったのでしょう。
しかし今や昭和時代に威力を発揮した「問答無用の日本ルール」でなんとかなっていた時代は完全に終わりました。日本は残念ながら世界の経済成長についていけず、経済大国の座からも滑り落ちようとしています。
平成後期には大震災とそれに伴う原発事故、令和ではいきなりコロナ騒動というとてつもない事件が起こり、私たちの価値観は毎年のように揺さぶられています。
大震災が起こるまで、エネルギーは「中東から輸入して何とかなってんでしょ?」くらいしか考えていませんでしたし、コロナ真っただ中の現在では当たり前になりましたが、去年の自分に、「自宅で半年以上テレワークすることになる」と言っても信じられなかったでしょう。私は以前から「自分は家では仕事できないタイプだ」と公言し、実際にやりませんでしたが、今では当たり前のようにテレワークしているのです。
一方でいい面での変化といえば、やはりIT化でしょうか。私は昔からCDをプレイヤーに出し入れして音楽聞くことは本当に面倒くさいと思っていましたので、現在のような環境が本当に天国に見えます。またこうしてブログを書いたり動画を作ったりすることがこれほど簡単になるなど、想像できませんでした。
(余談ですが、たまにバブルのころに戻りたいとか経験したいとか言っている人がいますが、もしタイムスリップしたとしても現在のようなIT環境が全くない時代ですので、お金はあれどおそろしく退屈に感じるのではないでしょうか…)
このように目まぐるしく環境と価値観が変わる中、どう考えても「古き良き」スタイルでいい生き方ができるとは思えません。
私の理想は「自分の思うように」生きるということです。
なんとなくわがままな響きですが、実は「思うように」というのは結構深いです。
なぜなら自分が何の思考もなく空っぽだと、「思い」がないので、実は自由に生きることができません。単にふらふらしているだけになってしまいます(学生時代の私です笑)
何も「思い」がないまま、自由に生きてしまうと、それは自分の気に入らないことがあるとそれを避けるだけの、過去の私のような残念な人になってしまいます…。
「自由」とは、自分の思い描く理想の「自由」があると思っています。
しかしその「自由」に生きるための能力は、どのように手にしたらいいのでしょう。
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