社会人よ勉強して自由を叫べ 2

社会人よ勉強して自由を叫べ1からの続きとなります!

社会人が「自由」に生きるための能力は、どのように手にしたらいいのでしょう。

さて、少し話は変わり、ここで私がこれまでの社会人生活で経験した、「とても嫌いなこと」を書いてみます。おそらく日本の企業社会で生きてきた方なら多かれ少なかれ共感いただけるのではないでしょうか。

・長く働くことのみを美徳とする風潮

・必要なことを何も教えないのに、やたらと後輩に厳しい先輩

・必要最低限の研修もせず、新人をOJTと称していきなり現場に放り込む組織

・現場のことに全く関心がない上司

・自分のやり方に固執し、より効率的な方法を拒絶する上司

・わざとやっているとしか思えない、あいまいな人事評価制度

他国でも同じようなものかもしれませんが、特に日本の組織はこのようなことが多いですよね。

私はサラリーマン生活を15年以上、会社は3社経験し、こういった非効率で理不尽な組織を変えたいと常に思ってきました。その過程でうまくいったこともあるし全くうまくいかなかったこともあります。当然ながら、全て私が正しかったわけではなく、そもそも変える必要がなかった、ということもたくさんあったと思います。

そして最近ついに気づきました。これを言うと「そんなことも知らなかったのか!」と言われそうですが(実際に友人に言われました笑)、言わせてください。

組織は変えられない

相当上のランクの人も変えられない。

変えることができるのは社長とその周りの数名のみ。

もう少し早く気づけばよかったと思っています笑

そんなわけで私は独立し、自分の組織をいいものにしようという考えに至ったのです。

しかしその過程の中で、私はどうしても次のように思わざるを得ませんでした。

ダメな組織は全体として

「考えない」

「勉強しない」

「自由でない」

ひとつひとつ深堀していきます。

「考えない」

私は世間ではそれなり、もっといえば一流といわれる組織にいたこともありますが、実態はブランドに甘え、意外なほど何も考えていないと感じました。日常的な業務改善は全くせず、重大な問題が起きても真相を追求することなく放置、もしくは事を荒立てずなあなあで終わらせるようなことが多かったように思います。そしてまた同じような問題が起きてもまた同じように炎上する、それにまた長時間かけて頑張って対応して、いい仕事をした気になる(何人かは病んで脱落する)…その後もちろん振り返りや再発防止策などは考えません。いわゆる思考停止というやつです。

特にブランド価値が確立した安定的な組織であればあるほど、この傾向が強かったように思います。確かに過去の日本社会であればそれでも成長できたでしょうけど、現在のような非常に厳しいグローバルな環境下、このような思考停止は衰退を招く原因となります。

「勉強しない」

勉強といっても内容は色々ありますが、社内ルールではなく世間ルールもしくはグローバルルールの勉強を指します。そしてどの組織にも勉強している層は間違いなくいます。

しかし全体としてみると、勉強は学生時代にやるべきものであり、社会人は仕事のみやっていればいい、といった考え方を持ち、社会人になってほとんど勉強していない層が、特に組織中枢部に多かったと思います。そういった層は、とにかく社内ルールだけはうるさいものの、それが現代にマッチしているか、世間にどうとらえられるか、には関心がないのです。

例えば現場で新たなワークフローの導入が必要になったとしましょう。しかしそもそも決定権を持つ方々は普段ワークフローを使うことがなくシステムにも精通していませんので、何のことかすら理解できません。本来であればマネジメントは業務改善に常に目を光らせ、他社のITシステムがどうなっているかを調べ、それを自社に応用できないか等検討するくらいやってほしいです。そしてそれには多少のIT知識が必要になりますが、「多少のIT知識」すら勉強しない。そしていきなり業者に丸投げしてしまう。業者も所詮は他人の会社なので深くは理解していない。その結果なんとも「外した」社内システムが出来上がってしまう…とてもありがちな光景ですね笑

これらの原因は結局組織の中枢部に勉強が足りないから、と思っています。

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