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勉強して知識を積み重ねていくことはとてもいいことですし、「社会人の自由」への第一歩ですが、そういったインプットばかりでは、いずれ脳が疲弊し、モチベーションダウンにつながってしまいます。そのため、アウトプットを適度に織り交ぜる必要があります。
社会人は昼間はしっかり働いているのですから、心身共に疲弊しやすいと思います。そんな中、朝なり夜なり、なんとか時間を捻出してインプットを行うのですから、いろいろな工夫をしてモチベーションを管理する必要があります。
このブログではここまで、「15分区切り勉強」「進捗の視覚化」「自分の標準作業時間の設定」「基本テキスト精読」を見てきました。いずれも社会人がモチベーションを保ちながら勉強を継続するのに必要なことだと思います。
これらはすべて、社会人が仕事で忙しく、仕事で心身共に疲弊しやすいことを念頭に置いています。ちょっと振り返ってみましょう。
「15分区切り勉強」は、勉強へのハードルをぐっと下げ、毎日継続できるようにすることを意図しています(その代わり最低15分は濃密に!)。
「進捗の視覚化」は、同様に日々の業務に追われ勉強の進捗を見失わないことを意図しています。さらに、形式を非常にシンプルにすることによって、入力の心理的ハードルを下げています。
「自分の標準作業時間の設定」は、「進捗の視覚化」により、自分が例えば15分で6ページ読み進めることができる、という標準時間を科目ごとに把握することで、その「標準作業時間の改善」を通じて学習のモチベーションを継続させることを意図しています。
「基本テキスト精読」は、基本テキストの重要性とその読み方について記載しました。精読と速読を織り交ぜることで、短い時間でも記憶に残りやすい方法になるように工夫しています。
これらの方法である程度学習が進んだ場合、自分の中でインプットがたまってきていると思います。つまり外部から知識を自分の中に叩き込んだ状態です。
そしてある程度インプットがたまってくると、そろそろアウトプットを実践すべきです。
資格試験であれば、典型的なアウトプットは「答練(1~2時間程度の確認テスト)」となるでしょう。答練をテストという位置づけにしてしまうと、なんだか気が重いですが、「アウトプット」という位置づけにしてみると、これまでのインプットの成果を確認する最良の機会としてとらえることができます。
(ちなみに後に触れますが予備校の答練は、面倒であれば解く必要はありません。単に答えを見ながら手を動かして答えをなぞる、でも全く問題ありません)
また、自分の学習した内容をブログ等で発信するのもアウトプットとして非常にいい手段だと思います。もし完全公開することに抵抗があるなら限定公開モードで、友人だけに見せればいいのです。ちなみに自分だけ見えるブログ、つまりプライベート日記はおすすめしません。アウトプットは成果を「他人の目にさらす」ことが大事だからです。
アウトプットの本質は「外に出す」ことです。自分だけがわかればいいというものではなく、他人に見てもらい、ある程度ジャッジしてもらうことも含まれるはずです。
ブログは、資格試験の場合、「試験に合格するぞ!」という内容だと、自分への結構なプレッシャーとなってしまう可能性もあります笑。それよりもハードルを下げ、1週間学習した内容を「自分なりに」解釈し、全く内容を知らない友人に「こんなこと勉強した」「こんなことに使えるかもしれない」といったことを伝える程度でまったく問題ないと思います。
このインプットとアウトプットを繰り返していくことで、双方の気づきが双方に生かされるとともに、モチベーションが継続されるのです。
公開したブログについて他人からコメントをもらう、またそこまでいかなくともアクセス数の状況を見て、どういった内容が「他人の受けがいいか」がわかります。
それを自分なりに分析することで、次のアウトプット作成のための動機が生まれます。
そしてそれはさらなるインプットをするための動機となります。 なぜなら、よいアウトプットをするためには、一定量のインプットが欠かせないからです。
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