インプットとアウトプットの好循環を目指せ!上 からの続きです!
ブログにせよなんにせよ、よいアウトプットを行うには、一定量のインプットが必要となります。
英会話を例に取りましょう。
私はオンラインスクールで週2回英会話をしています。1回の授業はわずかに25分ですが、その25分は毎回設定される記事についてフリーディスカッションをしています。
わずか25分、と言いましたが、25分間英語で先生と話し続けるのは、かなり大変です。
もし英語初学者であれば、おそらく1分も喋ることができないでしょう。
フリーディスカッションはアウトプットのひとつの形ですが、これを行うには、やはり様々な英語の表現を知り(インプット)、それをすぐに話す(アウトプット練習)、といった日ごろの練習が必要です。これなしではアウトプットをスムーズに行うことができません。
そしてアウトプットの場、つまりオンラインスクールでの英語フリーディスカッションでは毎回「こういう表現が出てこなかった」という「気づき」が発生します。それをメモるなり記憶するなりしておくことで、日々のインプット(つまり英語の勉強)にもさらなるモチベーションが生まれるという、インプット・アウトプット間の好循環が生まれるのです。
私は今、英語を仕事で使う必要性はないのですが、それでも英語学習のモチベーションを高く保てているのは、この好循環を利用しているからです。
よいアウトプットは日ごろのインプット無しでは不可能といってもいいでしょう。
アウトプットのさらに進んだ方法として、「会社でセミナーを開催する」ということも考えられます。
自分が勉強していることを、会社と必ず関係させた上で、セミナーとして開催するのです。基本的には「社内向け」になると思いますが、チャレンジしたい場合は「顧客向け」も考えられます。
この場合、自分の会社の事業内容と必ず関係づけるのが大事です。全く関係ない場合は残念ながら参加してくれる人はあまりいないでしょう。
会計であれば自社の決算内容の解説、上場企業であれば「経理部員が営業部員向けに語る当社の有価証券報告書」なんてのも考えられます。
とにかく、無理やりでもいいので、自社と必ず何らかの接点をもたせて(意外と簡単なことが多いです)、セミナーを開催するのです。
セミナー開催のメリットは、「他人にわかりやすく教える」ことで、自分の理解を深めることができる点にあります。
ダメなセミナーは参加者のニーズを知ることなく単に自分が言いたいことをしゃべるだけのものです。それを避けるには、他部署の方がどういったことに関心を持っているか、ということを知る必要があるため、「他人の視点」を想像し、セミナーに織り込む必要があります。
これを取り入れることで、同僚の視点から自分の日ごろの学習内容を見ることができ、新たな気分でインプットを行うことができるでしょう。
私も偉そうに言っていますが、最初にやった社内向け会計セミナーはけっこうひどいものでした笑。
今レジュメを振り返ると、明らかに「自分が言いたいことを一方的に言っているだけ」のものであり、参加者は「よかった」と言ってくれたものの、内心ではそうでもなかったと思います笑
しかしこういったアウトプットは、「何回もやる」ことが必要です。なんどもやることでアウトプットも洗練されていきます。1回で満足してはいけません。
日ごろのインプットをよりモチベーション高く、良い緊張感をもって行うためにも、週に1回くらいはアウトプットの場を持つべきと思います。
私もセミナーはめげずに何度もチャレンジし、ついには顧客向け財務セミナーまで開催し(そんなことをしたのは史上初だったようです)、社内でちょっとした有名人になりました笑。
セミナーはもちろん、ブログ、それから社内メルマガなんかもいいと思います。
社会人が勉強することのメリットは、「リアルな」アウトプットの場が豊富にあることです。
私は独立した今、「社内」で何かをプレゼンする機会がほとんど無くなってしまいました。周りに同じ仕事をしている同僚がたくさんいて、自分のアウトプットを見てもらう機会がある、ということは本当に貴重だったと思います!
↓私が初心者ながらセミナー講師をするにあたり参考にした本です。セミナーのみならずコーチング、後輩指導、プレゼン等あらゆる「教える・伝える場面」に応用できるとてつもない良書です。お客さんをいかに「参加者」にするか、を柱としています。
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