英訳アウトプット練習の実践! 上級編 -社会人のビジネス英語勉強法12 英訳アウトプット練習4-

英訳アウトプット練習の実践 初級編からの続きです!

【学習が進んだ方向けの英訳アウトプット練習 】

さて、英語レベルがだんだん上がり、リスニングで「NHK実践ビジネス英語」を1回聞いてほとんど理解できるレベルまで上達したとします。

そうするとそろそろこの「NHK実践ビジネス英語」を使用して英訳アウトプット練習をするタイミングです。

あくまでも私の経験ですが、「NHK実践ビジネス英語」の英訳アウトプット練習を半年ほど行うと、海外出張でも困らないスピーキングレベルになった、と実感できました。

↑↑これはベストセレクションです。これをとりあえず見て、もし気に入れば、毎月購入することをお勧めします。

特に使用している教材にこだわりが無い方は、この「NHK実践ビジネス英語」を「英訳アウトプット」の教材とすることを「とりあえずの目標」とすることをお勧めします。

具体的に見ていきましょう。

まずは1回分をリスニングします。

そしてなんとなく内容をつかんだら、右側の「日本語」のページを読んで、「1文ずつ」英語に訳していきます。つまり1文読んだら即もぐもぐと英訳して、すぐ左の英文を読んで答えを確認してください。

最初の文は「私の友人たちは、思い切って自分たちのレストランを始める前に、その大まかな計画について十分に話し合いました」とあります。

この文章を読んで、まずさっと英語の「構文」を考えます。

つまり「主語=私の友人たち」「動詞=話し合った」「目的語=大まかな計画」を把握するのです。

まあ、この構文把握はあまり意識的に行う必要はありません。文法の学習がある程度終わって、この英訳アウトプットに慣れてくると、自然とできるようになります。

そして、あとは5秒以内にこの文章を英訳します。書く必要はなく、ぶつぶつとつぶやくのみで大丈夫です。

そして5秒以内で英訳できなければ即英語のほうを見て、答えを確認します。

そして初級編と同様に、わからなかった表現を細分化し、日本語と英語の双方に線を引きます。

もちろん、5秒以内に英訳できた場合も、英語を確認し答え合わせをしてください。

この文章は、「思い切って」がすぐには出てこなかったので、英語の「took the plunge」と日本語の「思い切って」に線を引いています。「時間をかけてようやく出てきた」状態では残念ながらだめです。すぐに出てこなかった場合は解答できなかったものとみなして線を引きましょう。

仮に1文英訳できた場合でも、自分が考えた文章とテキストで細部が結構違っていることが多いと思います。たとえば、自分は「大まかな計画」を「rough plan」と英訳していたとしましょう。

それでも意味は通じるでしょうが、このテキストでは「大まかな計画」は「scenario」としています。

よって、scenarioにも線を引き、日本語の「大まかな計画」にも線を引きましょう。

このように、なんとなく英訳できたな、と思った場合でも、答えが違う表現であれば、線を引いて覚えてしまいましょう。

なぜなら、同じような表現をたくさん知り、覚えることはとても大事だからです。

基本的に、語学を習得するには喋りまくることが大事です。

その際に、同じ単語を連発するよりも、表現を変えて話したほうが、スマートに感じることが多いです。

これはビジネスの場においてもある程度同じです。交渉やディスカッションの場でも、沈黙することなく、言いたいことを何度も表現を変えて伝えまくることが大事です。

よって一つの表現のみを知っているからと言って、他の表現を覚えなくなってしまうのではなく、貪欲に覚える姿勢が大事です。

別の表現を知っているよ、と思ったとしても、自分が使ったものと異なる表現がテキストに載っているのであれば、それに線を引いて覚える対象としてしまいましょう。

後は同様に、日本語を1文ずつ即英訳、をひたすら続けていくのみです。

けっこういろんなところに線を引きました。「scenario(大まかな計画)」や「sensible(賢明ですね)」「for a while(一時)」などは、英語→日本語の順番だと理解できるので、まず線を引いたりしないのですが、日本語→英語だと、なかなか出てこないものです。こういうところをピックアップして線を引けるのも「英訳アウトプット練習」のメリットです。

さて、今回は上記の最後のところで勉強が終了したとしましょう。

次回、どのように前回の復習をすべきでしょうか。やり方は先ほどの「海外旅行ひとこと英会話」と同様です。

つまり、前回線を引いた日本語を見て、1秒以内で英語を思い出しましょう。冒頭から、「思い切って」→「take the plunge」、「大まかな計画」→「scenario」という風に、どんどん思い出していきます。もちろんすぐに出てこなければ、すぐに答えを見て確認します。

そして、前回線を引いた箇所を全部見たら、今度はテキストを閉じてリスニングしてみましょう。おそらく前回以上にクリアに聞き取れているはずです。それはそうですよね。英訳までしているのですから。

あとはひたすら同じ方法で未了箇所を進めていくのみです。

そして「海外旅行ひとこと英会話」と同様に、テキストを3回繰り返します。

さらにダメ押しで、テキストを1冊終えたら、その前月のテキストをまた1回英訳してみてください。ちょうど1か月前に3回終わらせたテキストは、ちょうどいい感じで忘れています笑。これをもう一度やることで、なんとなく忘れている状態の日本語を英語にする、ということができるようになります。

私はこの「NHK実践ビジネス英語」を使用した英訳アウトプット練習を、実は朝の通勤の時間(およそ10分)+休日に買い物に行ったりする時の電車の中だけでやっています。つまり英訳アウトプット練習はほとんど電車の中でやっていることになります。

この英訳アウトプット練習は電車の中でもできますし、一人でスピーキングの練習ができるということもメリットの一つです。

慣れてくれば、大体1回分を5分以内で英訳することができるようになるでしょう。

早くできなくても落ち込まないでください。繰り返しですが、日本語と英語の構造が大きく異なるうえに、これまでの学校教育が基本的に「英文→和文」の翻訳だったため、慣れていない方が多いです。まずは半年ほど継続してみてください。必ず効果が実感できるはずです。

この「NHK実践ビジネス英語」は、とにかく英文が難しすぎず簡単すぎず、それでいて意図的に多様な表現を会話形式で織り込んでくれているのが嬉しいです。リスニングのところでもお勧め教材として挙げましたが、英訳アウトプット練習にも大いに役立ちます。本書は「初中級者向けのリスニング教材」、また「上級者向けの英訳アウトプット教材」という位置づけとなるでしょう。

また、毎回内容が本当に面白いです。私が最初に購入したのは確か2001年ごろだったと思います。途中でいろいろな変遷もあったようですが、長年良質の教材を作り続けておられる杉田先生には感謝しかありません。

さて、英訳アウトプット練習のまとめです。

・「英訳アウトプット練習」の位置づけは「スピーキングのための練習」

・教材は、自分が一回聞いておおよそ理解できるくらいの「簡単なもの」を選ぶ

・一文ずつ、圧倒的スピードで訳していく。出てこなければ即答えを見る。わからなかった表現は英語と日本語の双方に線を引く

・前回の復習の際は、線を引いた日本語を見て、即英語を思い出す。

・少なくとも半年以上続ける

次の記事 「スピーキング」を意識した文法学習

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