理論科目は「あの場所」で総復習!-社会人の資格試験勉強8「応用期」5-

応用期の基礎総復習!からのつづきです!

資格試験において、理論科目はどのように取り組むべきなのでしょうか。

ここでいう理論科目とは、電卓等で計算する必要のない科目を指します。

公認会計士試験における理論科目は下記の通りでした。

私の解決策はこうです。

月曜:財務諸表論

火曜:監査論

水曜:会社法

木曜:財務諸表論

金曜:監査論

土曜:会社法

あれ?結局理論も計算科目と同じように曜日ごとにやるのね…という声が聞こえてきそうです。

やるにはやるのですが、やる場所は「電車の中」です!

つまり、

月曜 行きの電車:財務諸表論上 帰りの電車:財務諸表論下

火曜 行きの電車:監査論上 帰りの電車:監査論下

水曜 行きの電車:会社法上 帰りの電車:会社法下

木曜 行きの電車:財務諸表論上 帰りの電車:財務諸表論下

金曜 行きの電車:監査論上 帰りの電車:監査論下

土曜 (図書館等への)行きの電車:会社法上 帰りの電車:会社法下

理論科目の基礎テキスト復習に関しては、電車の中で問題ありません。

そもそも、応用期は別途「応用答練・応用講座」でたくさん問題を解き(写経し)、その都度基礎テキストに戻って復習しているはずです。つまり基礎テキストは朝、しっかり応用答練等を学習しながら見ているはずです。

であれば、理論科目の基礎テキストは精読・速読するのみで問題ありません。

そして理論科目の基礎テキストを精読・速読するのに、社会人にとってベストの場所は「電車の中」となります。

すでに基礎期にて、大事なところにアンダーラインしているはずなので、改めて線を引いたりする作業も少ないでしょう。理論科目なのでもちろん電卓も必要ありません。

電車の中って言われても、混んでいるし集中できない、と思った方は、「社会人受験生」がどういう立場か思い出す必要があります。

社会人は専念受験生に比べて、圧倒的に時間が足りない中で、なんとか工夫して合格レベルまでもっていく必要があるのです。

そしておそらく、朝「応用答練・応用講座」、昼働いた後、夜「基礎計算総復習」を自宅でやるだけで精一杯です。特に朝の「応用答練・応用講座」を計画通りこなすのが困難を極めます。難易度も本番に近くなりぐっと難しくなるためです。

働きながら朝、応用答練を写経でもなんでもいいのでなんとか2日間くらいで1つ終わらせ、夜、基礎計算総復習を1日45分間回すことができれば、それは120点満点と言っていいでしょう。それくらい働きながらだと勉強そのものが困難になってきます。

よって精読・速読だけで攻略可能な理論科目は、「応用答練・応用講座での復習」+電車の中という取り組みがベストとなるのです。

そうはいっても電車激込みなんですが…という声が聞こえてきます。

しかし私は日本一混むと言われる東京メトロ東西線(千葉方面)からの電車を利用しながら、「理論科目精読on the train」を5年ほど実行しました。

東京の地下鉄が混むといっても、本当にぎゅうぎゅう詰めになるのは8:30~9:00の間だけです。

それを避けるには単に早く乗ればいいだけです。また最近は時差通勤も当たり前になっています。

よく聞く「電車の中は混んでて勉強できない」というのは言い訳にもほどがあります!(急にスパルタですみませんw)

「電車での理論科目精読」ですが、メリットは通勤する限り電車は毎日利用するので、さぼることがほぼない、ということです。

私は5年ほどやりましたが、さっきの

月曜:財務諸表論

火曜:監査論

水曜:会社法

木曜:財務諸表論

金曜:監査論

土曜:会社法

は5年間、ほぼ100%実施できました。理由はもちろん毎日電車に乗っているからです。家で毎日やろうと思ってもできないことが、実は電車の中では実現できるのです。

最近テレワークで電車通勤が無くなった分、「電車でのルーティン」ができなくなっているのはデメリットと思っています。通勤時間というのは意外とルーティン作業にいい場なのです(ラッシュでなければ、ですが)

さて、理論科目まで考慮した1週間のスケジュールイメージをまとめてみると次のようになります。

※もちろん、電車の中がどうしても難しい場合は、「早起き・カフェ」等を駆使してください。

ここでのポイントは、どうしても机に座ってやらなければいけないこと(計算)とそうでないこと(理論)を分け、両者にベストな対応をすること、となります!

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