独立した直後に思う、独立に必要な準備1からの続きです!
ここでは独立後3か月のいま、9か月を費やした独立準備を振り返り、やってよかったこと、もっとやっておけばよかったこと、を書きます。
前回挙げた「人生todo」の作成、「HPの項目と文章作成」は、方針の大枠を決めるものです。
私はまず、「人生todo」で、自分の残り人生でやるべきことを考え、todoの形で作成しました。独立はその「人生todo」のひとつという位置づけとしています。
そして「HPの項目と文章作成」で、自分の想定する事業をどのように顧客にアピールするか考えました。これは営業ツールの基礎の基礎となりますので、価格も含め顧客に実際にどのようにプレゼンするかを意識しながら作成しました。
これらが固まると、ぼんやりながらも自分の創業イメージが浮かんできました。これからさらに必要なものを作っていきます。
「創業理念」・「創業計画」・「創業todo」の作成
いろいろなセミナー、書籍等で言われる通り、この3つも非常に重要でした。
「創業理念」…自分がなぜその事業を始めるのか、なぜその会社を作るのか。その理由を他人に説明できるように考えてみました。「~円以上の収入を得るため」は「人生todo」の一部ですのでここには入りません。ここで考えるべきは、そのビジネスの社会的意義、社会からどのような会社と思われたいのか、従業員にはどのようになってほしいのか、といった点です。そんなにすぐには思いつかなくとも、創業に至った経緯はいろいろとあるはずです。私の例でいえば、サラリーマン時代にマニュアル化されていない社内手続きに時間を取られるのが本当に嫌だったため、「無駄なことは徹底的に無くし、社会に付加価値の高いサービスを提供する」というニュアンスの文言を入れています。
「創業計画」…「HPの項目と文章作成」のところで考えたサービスラインごとに、目標とする収入と費用を、今後10年程度を目安に、単価×数量を入れて、考えてみました。現実がこのとおりに行くことはまずないでしょうけど、計画と実態がどのようにずれているかを分析することが後々有益と思います。
私の例でいえば前回記した通り、計画では「会計・税務・コンサル」をまんべんなく受注しているはずでしたが、実際は「会計」だけしか受注できていません。その理由は「会計」に大きな案件が入り、他の営業ができていないという点、またコンサルの案件がコロナで流れた、という点が挙げられます。そしてその「予実差異」を分析し、どのように次に活かすかを考えることができます。私の対応は、知り合いの知り合いをたどったり、自分でニーズのありそうなところに飛び込んだり笑、といったところです。この結果は後にまた掲載します。
余談ですがこの創業計画、補助金の申請をする場合にもマストとなるでしょう。
「創業todo」…創業理念・創業計画をぼんやりながらも作成し、独立する決心が固まれば、今度はより具体的に創業に向けて行うべきtodo、すなわち「創業todo」を作成するときです。退職手続き、各種税金の支払い、保険の切り替え、オフィスをどうするか、開業届、名刺作成、営業ツール作成、HP/ブログ開設、挨拶回り…
やるべきことは枚挙にいとまがありませんが、必ず前広に取り組み、面倒なことから片付けていくことが大事と思いました。私はただでさえ面倒なことを後回しにする傾向がありますので、リスト化したtodoのうち、所属協会、役所、保険切り替えといった事務的なあたりから、機械的に手を付けていきました。
住民税と保険は、会社を退職した瞬間に多額の納付が必要となります(前年の所得に基づいて計算されます)ので、いきなり退職直後に請求が来てびっくりしないよう、あらかじめ源泉徴収票を見て、支払いの目安を確認しておく必要があります。請求額は住民税:毎月の源泉徴収額の3か月分をまとめて支払い、健康保険料はこれまでの2倍となることが多いでしょう。私は一応知っていたつもりでしたが実際に請求がきて「なんじゃこりゃー!!」とびっくりしました笑
少し余談ですが、創業資金を貯めておくことは本当に大事です。
また創業当初は業種が許すのであれば、「自分一人でのオフィス無し自宅創業」がいいのではないでしょうか。最初から固定費をガンガン支出してしまうのは得策ではありません。コロナで嫌というほどわかりましたが、最初からオフィスや固定資産を大量に持っておくのはもはやリスキーな時代と思います。
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