理論科目は「あの場所」で総復習!からの続きです!
ここからは資格試験「直前期」について考えてみたいと思います!
これまで社会人の資格試験(主に公認会計士を想定)の取り組み方について、「基礎期」「応用期」に分けて考えてみました。
〇基礎期(勉強開始~基礎講座終了まで)
- とにかく授業を全部終わらせる。授業全部は受けない。わらかないところのみ受ける
- 復習は大枠さえ終わればよい。どんどん先に進む。どうせ後で何度も復習するので
- 基礎答練はいちいち解かない。ちょっと考え答えを見る(余裕があれば普通に解く)。点数には一切こだわらない
〇応用期(基礎講座終了から、試験前1~2か月)
- 「応用答練/応用講座」と、「基礎期総復習」の2本立ての勉強を行う
- 「応用答練」も基礎答練と同様にちょっと考え答えすぐ見る。ただし2回目以降は試験形式で解いてみる。もちろん点数には一切こだわらない。0点上等
- 「基礎総復習」は重要度に応じて計画的に行う。公認会計士試験であれば「計算科目」を家で、理論科目を電車で、等。
こうして勉強を進めていくうちに、ついに試験前2か月(人によっては1か月前)になったとしましょう。このあたりは「直前期」という位置づけとなるでしょう。
この直前期は、リミットを外すときです。
これまで、「社会人は疲れている」ということを前提に、なるべく「無理しない」勉強を紹介してきました。「疲れているときは15分で切り上げる」、等はその最たるものです
しかし常に「体と相談しながら無理をせず勉強する」ことがいいわけではありません。
基礎期・応用期はじっくりと実力を蓄える時期ですが、試験前の直前期は、追い込み期であり、日々緊張感が増し実力が飛躍的に伸びる時期でもあります。
その意味では、ここは多少の無理をして、プロになるために実力を伸ばすときです。
場合によっては有休を消化して勉強に充てても問題ないと思います。
ちなみに私は夏に公認会計士の論文試験を受ける際、3年連続で、夏休みと有休を合わせて試験前に10日ほど休みを取りましたが、特に何の問題もありませんでした。
状況が許すのであれば堂々と休むべきと思います。
もし仕事の繁忙期と試験時期がぶつかっている場合は本当に難しいですが、その場合も休職等せず、それを見越した勉強計画を立てるべきでしょう。繁忙期があるということは閑散期も普通にあるはずだからです。
私は公認会計士の5月の短答試験中、会社の労働組合の執行委員として「団体交渉」を行っていました笑。
団体交渉では理事者との協議を深夜まで行い、その翌日が「短答試験」というハードスケジュールでした。
しかしそれは事前にわかっていたため、委員長には事情を説明し、なるべく宿題を減らしてもらったり、もっと前に試験準備を終わらせたり、と工夫をしました。
もちろん本来であれば試験前には有給がベストです。しかし社会人であればそういった非常事態も柔軟に乗り切る必要があります。
あまり武勇伝にしたくはないのですが笑、「仕事も試験も乗り切った」という経験は、後に結構使えます。そのような経験ができることは社会人の特権と思って、仕事と受験を両立する方法を考えてほしいです。
この直前期ですが、試験までの日程を見据え、試験までの「1日ごとの計画」を立てるべきでしょう。
さらに、これまでやってきたことの棚卸を行い、この2か月で何を復習するか、何に新しく取り組むか、しっかり考える必要があります。
具体的に公認会計士試験の「財務会計論」を例に取ります。
この財務会計論、応用期でも挙げましたが、概ね下記に分割できます。
・一般簿記
・企業結合/事業分離
・連結
・キャッシュ・フロー
・財務諸表論(理論)
さて、直前期だったとしてもなかなかこの分野は自信がある!とは言えないと思いますが、いったん現状の「自分の理解の程度」を考えてみましょう。
・一般簿記 〇
・企業結合/事業分離 ×
・連結 △
・キャッシュ・フロー ×
・財務諸表論(理論)〇
上記が私の直前期の理解状況でした。
そうすると、×がついている「企業結合/事業分離」「キャッシュ・フロー」は優先的に取り組む必要があります。また当然ながら、毎年のように出題されている「連結」も〇に持っていく必要があります。
同じように他の科目も、なるべく細分化した状態で、理解度をつけてみてください。細分化の方法はこちらの記事をご参照ください。
概ね下記のようになったとします。

まずはこのように試験全体を細分化したうえで、現状把握することが大事です。
私は計算科目が苦手でしたので、財務諸表論、管理会計論、法人税法といった計算科目に△、×が多かったです。
この目的は、残り少なくなった試験までの日程で、効率的に学習計画を立て、穴をつぶすためです。次回以降具体的に見ていきましょう。
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