「発音」への取り組み方-社会人のビジネス英語勉強法19 発音1-

さて、「社会人のビジネス英語勉強方法」も終盤となります。

最後は、悩ましき「発音」です。

私は、オンライン英会話では「発音はなかなかいい」と言われます。

昔から英語のロックが大好きで、よくカラオケで歌っていた、というのも多少は関係あるかもしれません。やはり真似をしてたくさん英語を発することで、発音は改善するからです。

とはいえ、個人的に、私の発音レベルは「一般的な日本人の英語そのまま」と思っています。

録音すれば一目瞭然ですが、ネイティブレベルには程遠いです笑。

発音に対する私の考えは以下の通りです。

  • 発音はいいにこしたことはない
  • 発音をネイティブに近づけるのは至難の業
  • 発音にこだわりすぎると、普段の学習が進まない
  • 普段の学習でできること
  • 絶対にマスターすべき発音がある。これを押さえておけば、他はビジネスシーンでもお目こぼしされる(次回)
  • 基本的には堂々と話せばよい(次回)
  • お勧めの書籍(次回)

発音はいいにこしたことはない

日本語には母音が5つ(あいうえお)しかなく、その影響で日本人が話す英語の発音は均一に聞こえてしまいます。これは両言語の違いの最たるものであり、苦労するのは当たり前です。ちなみに私は上海に出張することが多く、中国語も少々かじっていますが、日本人は母音の問題で中国語学習においても(英語以上に)大いに苦労するでしょう。

さらに、子音も日本語には存在しないものが多くあります。「r」「th」「v」などはその最たるものですね。

このように、日本で育った日本人は英語の発音に間違いなく苦労します。

学校教育においても、言語の違いに着目した発音改善教育は受けた記憶がありません。何しろ学校の先生の発音が滅茶苦茶でした笑。最近改善されていることを祈ります。

学習スタンスとしては、「常に発音を改善していこう」と意識しておくことが大事です。そうしないと、本当に通じないからです。

海外でも、相手が日本人に理解があり、ちゃんと聞いてあげようというスタンスであれば、おそらく日本語風の発音であってもある程度理解してくれるでしょう。

しかし、相手に理解が無い場合、発音が悪いと、残念ながら全く通じません。

これは日本語を話す外国人相手でも同じですね。こっちに余裕が無いときは、よくわからない日本語を話されると「はい?」となりますよね。

発音がいいにこしたことはない。常に改善しよう、という意識を持つことが大事です。

発音をネイティブに近づけるのは至難の業

とはいえ上記の通り、両言語の違いから、日本語ネイティブが英語ネイティブの発音レベルに持っていくのは極めて困難と言わざるを得ません。私も常に発音向上を心がけていますが、実現できていません。

この辺、自分の英語理想レベルをどこに置くか、ということが関係してきます。

私は、「発音」向上はもちろん目指しますが、まずはネイティブ並みの「発言」ができることを目指しています。

そのために「英訳アウトプット練習」「オンライン英会話」による会話練習をしていますが、現状これで手いっぱいで、他に時間が取れていません。しかしいずれ発音トレーニングをしたいとは思っています。

発音にこだわりすぎると、普段の学習が進まない

英訳アウトプット練習のところで触れているとおり、会話練習の基本は「日本語を圧倒的スピードで英語に変換していく」ことです。

私の例でいえば、「NHK実践ビジネス英語」6か月分をそれぞれ3回ずつ、圧倒的スピードで英訳し、ほぼ丸暗記して、初めて海外出張で困らないレベルになった、と感じました。

この過程で、発音は「最低限」しかこだわりませんでした。発音は気を付けるべきことが山のようにあります。何しろ日本語では「ア」にしか表記できない母音でも、4種類もあるのです。

それらに気を取られていては、まったく学習が進みません。そこで、発音に関しては、次回に触れる「最低限」のものをまずは確実にしておき、別途発音トレーニングをしながら徐々に改善するスタンス、がいいと思います。

普段の学習でできること

間違いなく録音すべきです。教材を音読する際、必ずスマホで録音して聞き返してください。

最初は自分の英語を客観的に聞くのは赤面モノかもしれません。私も最初は聞くに堪えず、これ本当にやりたくなかったです笑。

しかし、録音した自分の英語音読は、誰に聞かせるものでもないうえに、聞けば少なくともダメなところはすぐに気づくので絶対に取り組むべきです。私もすぐに慣れました。

最初のうちは「妙に速いな」とか「何言っているかわからない」という部分に着目し、そこをゆっくり、明瞭に、という風に改善していけばいいでしょう。発音そのものの修正は次に触れる注意点、また発音の教材で学習しながら、徐々に細部を修正していけばよいでしょう。

いきなりネイティブレベルを目指さず、徐々に上げていくスタンスをお勧めします。

絶対押さえる発音ポイント&堂々と話すこと

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