「社会人のビジネス英語学習法」カテゴリーでは、忙しい社会人を想定して、効果的な学習方法を考えてきました。
本記事ではビジネス英語学習のまとめを書きたいと思います。
- 当面の目標
- 英語学習黄金比率(リスニング、英訳アウトプット、文法)
- オンライン英会話
- 発音
- TOEIC
当面の目標
最初に挙げた通り、社会人の英語学習の当面の目標は次の3点です。
- 出張・オンライン会議で言いたいことが言える(もちろんリスニングも)
- emailもグーグル翻訳に頼らずに素早く正確にライティングできる(もちろんリーディングも)
- TOEIC900以上
社会人が英語を学習する以上、やはりビジネスで使ってなんぼです!
私個人の経験を振り返っても、仕事で使うことで実力が飛躍的に伸びたと感じています。
次の記事も参考にしてみてください。
そして、TOEICで高得点を狙うことも大事です。好むと好まざるとにかかわらず、TOEICスコアには社会的信用があり、高得点を取っておくことがそのまま評価につながるという状況になっています。私自身、この試験を受けることはそれほど好きではないのですが笑、それでも英語学習の効果を測定するいい機会となりますし、何度も受験しています。
英語学習黄金比率
このブログでは忙しくてあまり時間が取れない社会人を想定しています。
超効率的にどのように英語を習得するか。
英語学習の黄金比率がありました。
英語学習を3分割します。
そして、これをまんべんなく回していきます。
私の場合は、リスニング15分→英訳アウトプット練習15分→文法15分、のようにそれぞれを同じ割合で機械的に回していきます。
「リスニング」と「英訳アウトプット練習」を明確に分ける理由は次の通りです。
・「リスニング」は自分のリスニング力を上げるための時間。つまり、聞いてもほとんどわからないくらいの「難しい教材」を使う。最終的には、聞いて理解(和訳)出来るまで勉強したら良しとする
・「英訳アウトプット練習」はスピーキングの事前準備。日本語をスピード英訳する練習。おそらくこれまでの教育ではスピード英訳練習はしていない方が大半。よって、自分にとって一回聞いてほとんど意味が分かるくらいの「簡単な教材」を使う。
リスニングは難しい教材を使う。英訳アウトプット練習は簡単な教材を使う。
このように目的と教材が異なるため、この2つを明確に分ける必要があります。
「文法」はあえて説明するまでもないですが、これをマスターしていないとリスニングにも英訳アウトプット練習にも支障が出るものですね。全てに共通するグランドルールですので、もちろん基本的な文法書を1冊完璧に仕上げる必要があります。
たまに英会話に文法など不要!とブロークンなままの英語を続けている人がいますが、それは本当にもったいないです。日本語でも「てにをは」が間違っていてもなんとか聞き取れますが、ずっと間違ったまま喋られると聞き苦しいですよね。絶対に文法はマスターすべきです。
もちろん、忘れているのであれば中学生レベルからでも復習してください。
不定詞、比較、文型、現在完了、関係代名詞。このあたり全て中学生の学習範囲です。当然ながら理解していないと「英語にならない」レベルのミスになってしまいます。
絶対に気を付けるべき発音があります。「rとl」「th」「vとb」。
それ以外は徐々に改善するスタンスが良いと思います。あまりこだわりすぎるとまったく学習が進みません。
日々の教材を音読する際はスマホでレコーディングし、聞き返す習慣を付けましょう。
海外国内問わず、語学学校では発音矯正のレッスンがあるのでそれに参加するのもありです。ただし、「発音の本」を一冊仕上げてからレッスンに行くようにしたいです。事前に口の形、舌の上げ方等をよく頭に入れておかないと、極めて非効率なレッスンになってしまいます。
上記「英語学習黄金比率」をある程度すすめ、一定のインプットが自分の中にできた状態で、オンライン英会話に進みましょう。
一つの目安としては、今使っている簡単な教材に書いてある日本語の文章を見て、ほとんどのページを即英語にできる状態、になれば手を出してよいと思います。逆に言うとゼロの状態では手を出さないほうがいいです。
オンライン英会話の目的は何とってもスピーキング練習です。文法やリスニングの練習にはあまりなりません。文法は日本語で書かれた教材を一冊仕上げたほうがはるかに速いですし、リスニングは他で代替できます。
何よりもまず自分が話すことに集中すべきです。
上記の英語学習黄金比率、およびオンライン英会話を継続していれば、自然と英語力は高まるのですが、それでもTOEICはしっかり試験前に対策する必要があります。
試験形式が独特であり、試験問題に「慣れ」が必要であるためです。
公式問題集を購入し、試験前は毎日リスニングパート、リーディングパートに取り組むのがいいでしょう。
英語のブログで言うのもなんですが、英語学習の基礎には、日本語の完璧な理解があると思っています。
英語をネイティブレベルにできるように目指すのは当然ですが、たまに見逃せない記事を見つけます。それは「日本語を頭の中から追い出し、英語だけで思考する」等。
いや、それは無理だし、そもそもやらないほうがいいでしょ、と思います笑
ベースとなる日本語を大事にし、それを圧倒的スピードで英語にする。
もちろん直訳しても不自然なことが多いので、そのときのシチュエーションで適切な表現を選択する。それには日ごろの英訳アウトプット練習が欠かせない。
そして我々は日本人なので、ベースとなる思考は日本語で行う。日本語をベースとすることで日本人ならではの独自性を発揮できます。外国の人と同じような言動をしても何も生まれませんよね。
そして発音が多少変でも気にせずインド人を見習ってガンガン話すべきです。もちろん発音向上も鍛錬が必要ですが。
継続していきましょう!
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