前の記事 試験直前の「理想的な状態」!
この記事では試験本番についての大事なポイントを記載したいと思います。
- 必ず試験を受ける
- 試験は本当に何が出るかわからない。よってしっかり準備したら、後は楽しむ
- 試験前日は脳を休息させる
- 試験日:社会人受験生の誇りを持って!
- 試験後:まずは休む。そして合格後・不合格後のことを考える
必ず試験を受ける
まずは必ず受験すること。これが大事です。
学習が不完全な状態だと、「今年はパス。来年また」という気持ちになります。私も毎年なっていました。TOEICだといまだにパスすることがあるので偉そうなことは言えません笑。
しかし特にマーク試験の場合、運が関係するのも事実です。
できなくても適当に選択したものが偶然正解であれば、できたことになる。
私は公認会計士の短答試験(マーク試験)では本当に運に恵まれました。
わからないところを全て「2」にしたところ、それがほとんど正解になるという超絶幸運に恵まれたのです。短答試験は7割取れば合格ですが8割くらいとって驚かれました笑
しかし試験をパスしてしまうと可能性すら生じません。
試験を受けるのははっきり言ってしんどいですが、申し込んだからには、仮に学習が不完全であってもしっかり受けるべきです。
試験は本当に何が出るかわからない。よってしっかり準備したら、後は楽しむ
本当に何があるかわからないのが本番です。
完璧に準備した!と思っていても、意表を突いた問題が出ることもしょっちゅうです。「それ聞いて何の意味があるの?」といった問題もよくあります。
逆に、昨日勉強したところがそのまま出た!ということもあります。
はっきり言って完璧な対策を立てるのは不可能です。
よって、しっかり準備したら、あとは「どんな問題が出るのか楽しみ。予備校の予想は当たっているかな」くらいの感覚で、楽しむ心境にたどり着くのがいいと思います
試験前日は脳を休息させる
試験2日前まではそれこそ燃え尽きるまで勉強すべきですが、試験前日は可能であれば少し脳を休めたほうがいいでしょう。一番大事なのは当日ベストコンディションに持っていくことです。直前まで根詰めてやるよりも軽めにしておき、夜はなるべくゆっくりして早めに寝るべきでしょう。前日にしっかり寝ることができるかどうか、は結構大事なポイントとなります。
とはいえあまり熟睡できなくてもそれほど気にしないでください。もししっかりと準備してきたのであれば、睡眠不足も乗り切ることができます。公認会計士論文試験は3日間の長丁場で、最初の2日は5時間くらいしか寝ることができませんでしたが、当日試験前に瞑想して何とか乗り切ることができました。
試験日:社会人受験生の誇りを持って!
まずは働きながらここまで来たことを誇りに思うべきです。予備校の先生が言っていましたが、社会人の資格試験受験生はほとんど基礎講座で脱落していると聞きます。実際に試験までたどり着くのは3割未満とも言っていました。その意味では、試験を申し込んで、まがりなりにも試験範囲を全て学習し、試験当日を迎えたというだけでもすごいことなのです。
さらにこのブログでは社会人を想定しています。仕事をしながらの学習は時に非常に困難でしょう。長時間働いた後は、勉強どころか風呂にも入りたくない日もあったと思います(昨日の私です笑)。そんな中、勉強と仕事を両立させて本番を迎えたのであれば、ほとんど半分の目的は達成しています。あとはしっかり集中して、実力を出し切るのみです。
試験後:まずは休む。そして合格後・不合格後のことを考える
試験後は1週間ほど休んで好きなことをすべきでしょう。私は試験後にも有給をとりゲームしたりダラダラしたりしていました笑。この楽しみのために、直前期2か月間燃え尽きるまで頑張ったのです。
私は今特に大型資格試験を受けていないのですが、このときの解放感は忘れられず、また資格試験を受けたいなあなんて思ったりもします。
休んだ後、合格・不合格それぞれのシミュレーションをするべきです。
まずは不合格パターンから。想像したくないですが、どんなにできたと思っていても、落ちることがあるのが資格試験です。特に論文試験の場合は自信があっても油断はできません。予備校の採点方法と試験委員の学者等が行う採点方法は全く違うからです。
不合格の場合、学習を続けるか否かを考えるべきでしょう。私は7年もやりましたので時間がかかってもチャレンジを続けてほしい派ですが、それは人それぞれです。社会人の資格試験受験は費用、時間の面で大きな負担となるからです。それで体を壊したりしたら元も子もありません。
私の立場で、学習を続ける理由をいうとすれば、一度「直前期」を経験することで、次の受験に大きなアドバンテージとなっていることを挙げます。基本的に新しく学習することはなく、次は「応用期」から始められることもメリットの一つです。そのため次は今回よりも合格する可能性が高くなります。
また、これからの時代、一つの勤務先に一生を捧げるリスクは当然あります。リスクヘッジのためにも選択肢を持っておく必要があり、そのためにも仕事を続けながらの学習継続は必要と思います。
次に合格パターン。合格後、何をすべきか把握しておく必要があります。公認会計士の場合、合格後に「(監査法人に行くのであれば)監査法人への就活」「補習所入所」という大きなイベントがあります。このへんは後に触れたいと思いますが、事前に考えておかなければいけないものです。
また今の仕事を続けるかどうかも考えるべきでしょう。次の記事も参照してください。プロフェッショナルの最低要件と「年齢」の話
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