仕事と勉強の両立に疲れたとき 上

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いきなり自慢します。覚悟はいいですか?引き返すなら今です。

  • 働きながら、知識ゼロから「公認会計士試験」の勉強を始め、合格した
  • 同時に英語もゼロから、公認会計士試験と同時並行で勉強した。TOEIC900(現在950)取った。転職後、海外出張で色々な国に行けた
  • 勉強しながら、仕事もそれなりに頑張った。人事評価も、トップではないが毎年上位20%圏内とまあまあであった
  • 労働組合執行部に入り、徹夜で経営者と「団体交渉」の直後、会計士1次試験を受けた。しかも受かった。
  • お客さんに夜の飲み会に誘われた時は1度もサボらず、深夜まで(自主規制)で豪遊した時も、勉強は休まなかった

これらは武勇伝として、私の中(とこのブログ)で語り継がれていくでしょう笑。

さて、これ聞いてどう思いますか?

仕事も勉強も結果を出した?しかも遊んだ?ふーん…

へーそう…意識高いですね…

なんかイラっとするな…

同じような話を聞くと、私も似たような感覚になるでしょう笑。

さて、上記のように箇条書きにすると、なんだかとんでもなく意識が高く何事もすんなりいったかのように見えるかもしれませんが、まったくもってそんなことはありません。

むしろ勉強始めて1年目、2年目のころは、会社でもなかなか上手くいかず、試験も受けることすらできず、結構絶望的でした。

会社では新人なのに飲み会を拒否したり(勉強したかったからではなくアルコールが飲めなかった)、残業を拒否したり、ひどいものでした笑。残業拒否に一定の合理性はあったと思っていますが、まあ新人は普通拒否しないでしょう笑。飲み会拒否も、今では率先して飲み会を開催しているので信じられませんが。

そんななか暖かく見守ってくれた当時の部署の諸先輩方に感謝しております笑。

勉強もまったく進まず、手を出したはいいものの本当に全範囲終えることができるのか、毎日絶望的になっていました。

私はもともと複数のことを同時にできるほど器用ではありませんでした。仕事だけでも大変なのに、勉強や日常生活の様々なことを同時にこなしていくのはとても大変でした。

そして、ある時、ついに疲れとストレスがどっときて、勉強をストップしてしまいました。

当時は「DVD講座」といって、予備校から授業のDVDが送られてくるのですが、それが消化できないまま大量に積みあがっていくのを見て、糸が切れ、やる気がなくなったのです。

半年以上は勉強をストップしたと思います。このときは半分くらい諦めたと思います。

ただ、なんとなく「いつか再開しよう」と思ってはいました。

あまり深く考えず(仕事も大変で「考えられなかった」に近い)、とりあえず勉強を中断しよう、と思ったのです。

そして、アフター5では、それまで勉強していて時間が取れず、やりたくてもできなかったことをたくさんしました。

プレステ、飲み会(週3以上)、ケーブルテレビ視聴、学生のようにダラダラ過ごす…

はたして楽しかったか。

それが、まったく楽しくなかったのです!

学生の時は楽しかった「ダラダラ」が、なぜか全く楽しめない。

あっという間に夜が更けて朝が来て、また仕事が始まる。

夜6~7時まで仕事して、その後またダラダラしたり飲んだりして、またあっという間に夜が更ける。

半年以上この生活をしてみましたが、楽しいどころか、むしろ辛かったです。

このとき次のことに気づきました。

  • 仕事で大したことをできていないのに、いきなりプライベートで切り替えて楽しむことはできない
  • そんな状態でダラダラしても、何かすっきりしない。
  • きちんとした仕事をするためには、経験はもちろん知識も絶対に必要。結局勉強したほうが良い
  • 楽しむこと、特にダラダラすることは、毎日やるとむしろ疲れる。1日のうち例えば夜11:00以降だけ、と決め、そこで全力でダラダラしたほうが効果的

もし、仕事と勉強に本当に疲れてしまったのなら、いったん思い切って勉強を中断することを検討してみてください。

疲れたら、必要最低限のこと以外は、何もしないこと。これが大事です。

資格勉強に関していうと、これは結構危険な賭けかもしれません。

私は半年以上中断し、「やはり自分は勉強したほうがいい」という結論になりました。

しかし勉強から離れてしまった結果、永遠に再開しない可能性もあります。実際にそういう人を見てきました。

ただ、あまりにも嫌で辛くて仕方ない場合は、中止もやむなしと思います。

大事なことは、自分で心から納得することです。私の場合は、半年も中断することで、「このまま何もしないよりも勉強したほうがはるかにいい」と心から腹落ちしました。

それからは、中断することもなく、最後までそれなりにモチベーションを持って取り組めました。

途中から仕事もうまく行き始めたことも大きかったです。仮に勉強がダメでも仕事がある、という心のセーフガードになりました。

かといって仕事もいつも上手くいくわけではなく、時に悔しい思いもするので、そのときは自分は勉強している、という、これも一種のセーフガードになりました。

仕事と勉強はお互い支えあう関係になる、そんな状態になることがまずは大事なのかな、と思います。

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