最強の英語学習サイクル

前の記事 オンライン英会話にありがちなこと

このブログでは、ビジネス英語の効率的な習得という観点から、短い時間で効果的に英語を学習する方法を考えてきました。

詳細は以下のカテゴリをご参照いただければと思います。

社会人の英語学習

ところで、英語学習というのをシンプルに要約してしまうと、次の点に行きつくのではないでしょうか。

単語を覚える

イディオムを覚える

文法を覚える

発音を覚える

他の切り口、例えばリスニングとかリーディングとかスピーキングと言った分け方もありますが、突き詰めて考えると、日ごろの英語学習で、我々は上記4つを必死にこなしている、ということが言えると思います。

単語を覚える

リーディングでは知らない単語は推測する、などとも言いますが、いつも推測するわけにもいきません。単語は知っておいて損はないです。日ごろ学習する教材で出てきた知らない単語は必ず全て下線を引き、アクセントも発音も含めて覚える意気込みが大事です。

このブログでは単語帳は推奨していません。使っている教材はそのまま単語帳になるくらいの意気込みで、出てきたもの全て覚えてしまいましょう。仮に専門用語や今後出てこなさそうな単語であっても同様に覚えてしまうことが必要です。

イディオムを覚える

今手元にある「ロックスターの英語」で、いきなり言われてもわかりそうもないイディオムがかなり載っています。

cup~ in one’s hands ~を両手で包む

block in 略図を描く

get into the spirit of ~ ~に熱中する

plow on コツコツと続ける

これらも出てくる都度、完全暗記です。何でこんな単語(3つめのspiritなど)を使うんだ!などと考えても仕方ありません。こういうものだと割り切って、文脈と共に覚えてしまいましょう。

イディオムは単語と同様、本当に無数にあり、あまりの数にクラクラするほどです。イディオムの暗記は一生続く、と思っています。

文法を覚える

全ての言語において文法は大事でしょう。英語も同様です。

嬉しいことに、英文法は「中学校の学習範囲」をマスターすれば、全体の8割以上はカバーしていること。あとは高校の学習範囲をちょっとやれば、文法は終わりです。

残りは単語とイディオムの海があるだけなのです。

まずはしっかりと中学校の英文法をマスターすることがスタートでしょう。

次の記事もご参照ください。

「スピーキング」を意識した文法学習

発音を覚える

日本語と違いの最たるものが発音です。

日本語では「ア」としか表記できないものでも、英語では4~5つあったりします。

日本語にはない子音の発音(th、r、vが代表例でしょう)も多く、日本語風に読んでも残念ながらあまり通じません(相手に理解があれば通じますが)。

そこで出てきた単語は発音も必ずマスターする必要があります。

とはいえ、発音は完璧主義に陥らないほうが賢明です。

日本語と英語の発音が違いすぎるため、あまり細部にこだわると学習が全く進まなくなるからです。

次の記事を参考に、まずは「最低限必要な発音」からマスターしましょう。

絶対押さえる発音ポイント&堂々と話すこと

英語学習というのは、基本的にこの4つをこなしていくもの、ということがいえるでしょう。

さて、これら4つですが、実はすべて「自習」「独学」で可能です。

上の4つ、人に聞かなければわからないものはありますか?

ありません。

今は本当に英語学習にいい時代になりました。ほんの最近まで高価な「電子辞書」なんてものもありましたが、今やウェブで無料の、大量の例文が付いたサイトが利用できます(しかも音声付)。

Google翻訳の進化は目を見張るほどです。

発音も細部はともかく、なんとなくであればウェブですぐに学習できるでしょう。

文法も丁寧な解説本がたくさん書店に並んでいます。それをまずは読み、わからないところを詳しい人に聞く、というスタンスで十分全範囲マスターできます。

よって、英語学習は基本的に独学が可能なのです。

とはいえ、独学が難しいこともあります。

それは、「英会話」です。当たり前ですね。

上記4つをどんなにこなしたとしても、英会話はおそらくスムーズにはできません。

考えてみれば当たり前で、日本語は「てにをは」を使ってかなり自由に語順を調整できますが、英語は語順が命。よって話す前にワンセンテンスの構造を瞬間的に決める必要があります。

日本語は話しながら考えて、語順を変えたりしますね。なので、なんかよくわからない文章を言っているな~ということがたまに発生します笑(会議中とか)

こういう両言語の根本的な違いもあり、日本人にとって「話す練習」というのは上記4つとは別に間違いなく必要です。

そしてこれもまた本当にいい時代になりました。オンライン英会話でこれが手軽に実現可能なのです。

参考記事 オンライン英会話でアウトプット!

さて、これまで、独学+オンライン英会話で英語学習はほとんど可能、という話をしました。

とはいえ、英語上達に一番手っ取り早いのが、「仕事で使うこと」です!

仕事で使うことで、仕事に関する専門用語の暗記も含めて必死に勉強します。

仕事で使わないと、どうしても「自己啓発」止まりとなり、ある意味必死さが出てこないことも多いと思います。

仕事は基本失敗できないので、必死さが違います。

最初は簡単な仕事から、どんどん手を挙げてやっていくべきでしょう。

(私は最初外国人の間違い電話対応から始めました笑)

参考記事:英語学習の目的・動機を探し続けよ!後付けでも問題なし!

まとめると、英語学習最強のサイクルは

独学(単語・イディオム・文法・発音暗記)+オンライン英会話+仕事で使う

となります!

次の記事 「NHK実践ビジネス英語」講座終了!残念だけどお疲れさまでした!