こんにちは!浮遊会計士Rioです!
私は現在公認会計士・税理士として独立しています。
私のキャリアは少し変わっていて、大学卒業後、ある会社に新卒で勤務しました。この最初に勤めた会社、本当に変わっているところでした。どう変わっていたか、具体的に言いたいのですが業種が非常に珍しいこともありバレそうなので詳細は言いませんが笑、ここでいろいろな業種を経験することができました。
この会社に勤務しながら、公認会計士試験に合格。
働きながらのチャレンジで非常に大変でしたが、最後までやり切ったことは人生で得た大きな財産となりました。
その後、この会社を離れ、中小税理士法人に転職。
その次に、大手監査法人に転職。
そして現在、大手監査法人を離れ、独立して自分の会計事務所を運営しつつ、ある中小規模の監査法人の役員もしています。
他の会計士と比べて何が変わっているかというと、まず働きながら勉強したということ。
監査法人勤務時代、たくさんの会計士と仕事をしましたが、フルタイムで働きながら勉強していたという人にはこれまで1人しか会ったことがありません。非常にレアです私(自分で言うな)。
そして勤務する会社の順番です。ふつうの会計士はまず合格後「監査法人」に勤務する人が大半でしょう。その後監査法人にずっと残り続ける人は3割弱のイメージ。ある人は監査法人では本格的に扱えない税務経験を積むため税理士法人に行く。もしくは会計知識を武器に事業会社の経理財務部門に行く。IPO準備会社のCFO(最高財務責任者)なんてのもよくあります。もちろん他にも独立したり、いろいろあるでしょう。
私の順序は事業会社→税理士法人→監査法人。つまり完全に人と逆です笑。
監査法人にたどり着いたときはすでに結構なオッサンになっていました。
普通のルートと逆のコースを進むということは、いろいろなことにぶつかったりして辛いことも少々ありましたが笑、おそらく他の人とは違った景色が見えたこともあったと思います。その点では恵まれていました。
恵まれていたという意味では、この勤務した3社、非常にいい組織だったというのも大きいです。もちろん細部ではいろいろありますが笑、基本的には優秀な人々が集う刺激的で成長できる環境でした。本当にラッキーでした。
さて、このカテゴリでは私の「新卒社会人公認会計士試験受験記」と、「中年監査法人体験記」を同時に投稿していきたいと思います!
「新卒社会人の公認会計士受験記」では、新卒で初めての社会人をしながらの悪戦苦闘、ほとんど諦めた状態からの復活、7年の勉強体験、当時の心境、そして合格までの工夫なども記したいと思います。
「中年の監査法人体験記」では、中年で新人スタッフとして入所した監査法人体験記を記載したいと思います。ここもなかなか強烈な思い出が残っています。本当は詳細に書きたいのですが、ここは割と最近ということもあり、大枠を外さない範囲で意図的に時系列を入れ替えたり細部をぼかしたりしてします。
「新卒社会人の公認会計士受験記」1
私が公認会計士という職業に興味を持ったのは大学生のころです。当時、周りに優秀な友人がいたのは本当にラッキーでした。友人のうち何人かは大学3年生くらいから資格予備校に通い、勉強を始めていました。私は彼らを見て「目標があってうらやましい」とは思いましたが、当時は無気力だったのもあって、特に行動を起こすことはしませんでした。
さて、その後の就活での大苦戦、そして気になっていた公認会計士を目指そうと思った経緯は次の記事に記載しているので省略します。
大学卒業後の春休みくらいから予備校に申し込み、勉強を開始しました。
自分でも不思議なのですが、なぜヒマな大学4年時に勉強を開始しなかったのか。
なぜもうすぐ入社式という春休みから開始したのか笑。謎です。
3月は入門講座で順調に講座消化をこなし、予備校のスケジュールを追い越す勢いでした。簿記3級は持っていて、2級は落ちたのですが笑いちおう勉強していたというのもあって、最初の方は非常にスムーズでした。「お、これはいけるかな」という感触を持っていました。
当時はまだウェブ講座は登場しておらず、私のような通信生は「DVD講座」が主流でした。むしろ、通信生自体が非常に珍しかったと思います。当時は予備校に通学して生の講義を受けないと身につかない、という考えが一般的で、通信生とバレようものなら「それ大丈夫?」と言われたほどです。今の講義はオンラインが主流で、ライブ講義はむしろ少数派と聞きますので、時代は変わったものです。
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