社会人受験生の「恋愛・遊び・プライベート」-新卒社会人の公認会計士試験受験記11-

前の記事 「勉強する目的」を考えてみる

さて、仕事もそこそこ軌道に乗り、勉強も理解は浅いとはいえ進み始めた。半年の勉強中断&ダラダラ生活もありましたが、2年目ともなると社会人受験生としての慣れも出てきます。

そうするともうひとつの課題が出てきます。もちろん恋愛・遊び・その他プライベートをどうするか、という問題です!

これらは本当に難しい。なぜかというと、社会人受験生をやってみればわかりますが、仕事と勉強で、エネルギーの95%くらいを使うような気がするからです。

とてもじゃないけど、他のことに気が回らない。私はもともと汚部屋マンだったのですが、このころ以前に輪をかけて汚部屋になってしまいました。部屋に来た彼女が言葉を失うくらいの汚部屋だったのです笑。

ちなみに部屋の掃除に関していうと、どんなに忙しくても絶対にやった方がいいです。教材の保管場所にめちゃくちゃ苦労すると思います。勉強の気分転換に、部屋を3区画くらいに分けて、機械的に15分ずつ掃除していけば割と取り組めます。まあ私に言われるまでもなく、皆掃除はやっているでしょうけど…

さて、見たところ、社会人受験生はかなり禁欲的な生活を送っている方々が多いです。それはそうですよね。ふつうの生活をしていてはまず試験に合格しないのですから。早朝、空いた時間、帰宅後を中心に、なんとか集中できる時間を作り出して、勉強しています。

その生活が長くなると、かなり精神的にきつくなってきます。やはり人間、遊びも必要なのです。

ある程度年齢を重ねて思うのですが、仮に資格試験に合格しても「仕事ばかり」していると、ちょっとつらくなってくる。仕事というのは基本的に際限がないのです。仕事とプライベートは両輪。プライベートを楽しみに仕事をする。仕事の気分転換にプライベートを充実させる。このサイクルが一番しっくりくるような気がします。

仕事は大事なのですが、それが人生の全てではありません。

月並みですが家族との時間を過ごすのも大事(私は独身なので全く偉そうなこと言えないのですが…)。自分の趣味、好きなことに使う時間も絶対に大事。

そういった時間は、社会人受験生であっても、可能な限り大事にしてほしい、というのが私の考えです。

私の例を出します。社会人受験生時代も以下は欠かしませんでした。

  • サッカーが好きなのでワールドカップとユーロは毎回20試合ほど観戦。どちらも6月ごろの開催なので8月の論文試験の直前だったけど、見たい試合を決めてそれを楽しみに勉強した。さらに週に2試合はプレミアリーグを観戦(試験直前はハイライトのみ)。
  • 会社の休日イベントには積極参加(スポーツ大会など:主に女子目的です笑)
  • 週1回飲み会参加(仲のいいお客さんからのお誘いは全て参加しました。受験生なのに「(自主規制)」にデビューしてしまい、時に豪遊…)
  • 週2回筋トレ&ジョギング
  • ギター練習(ド下手ですが毎日やっていました)

ちなみにゲームはさすがに止めました。

そして今思うのは、社会人受験生のときも、もう少し何とか時間をひねり出して、もっといろいろやればよかった、ということです。例えばお店の開拓、小旅行(ま、後からでも行けますが)、ライブ等。

特にその時にしかないレアイベントは絶対に参加したほうがいい。お祭りやライブ、ワールドカップなどです。そのために時間をなんとしても作り出し、超集中して楽しむべきです。

どこまで遊ぶか、本当に難しいところでしょう。私は合格までに7年かかっていますので、そういう風に遊んでいるから時間がかかったのだ、という見方も当然できます。

当然取捨選択は必要ですが、最低週1、多いときは週2回息抜きをしたとして罰が当たるものではない。むしろ人生において遊びは必要だと思います。

東京CPA会計学院

ちなみに、なるべく都心、もしくは駅の近くに住めばよかったな、とも思います。やはり通勤というのは疲労がたまるからです。電車の時間は勉強できても、駅までの時間はほとんど何もできないので。

もちろん遊びすぎると、勉強に影響が出てきます。どうすればいいか。

週もしくは月の予定をたてて、ここの週末は遊ぶ、と決めて、楽しむ時間をコントロールするということが必要になってくるでしょう。

これって何も社会人受験生に限った話ではなく、社会人全般に共通して言えると思っています。予定をコントロールせずに本能の赴くままダラダラ遊んでも、社会人はあまり楽しめないと思います(参考記事:勉強は「淡々と」続けるべし

そして最初に言っておきながら申し訳ないですが、恋愛に関して特にコメントはできません笑。こればかりは相手の理解が必要。一番いいのはお相手も資格試験の勉強をしていることですね。間違いなく言えるのは、事情を説明したうえで、絶対に定期的に会うべき、ということです!

東京CPA会計学院2021年度合格者510名、ついにトップ!すごい…

次の記事 財務会計論(簿記)の勉強法①