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それでは勉強法を見ていきます。
学習期間 1か月以内
私は、この試験は短期集中型で取り組むべきと思います。理由は以下に記します。
ボーダーライン
試験の出題イメージですが、出題の半分は①公式テキスト+問題集、残り半分は②何が出るか予想もつかない応用的な問題です。
つまり、「①公式テキスト+問題集」でも全範囲をカバーできていない、ということがいえます。
これはおそらく試験自体がまだ新しく、学習範囲が定まっていないこと、さらにAI/機械学習/Deep Learningというジャンルが日々拡大を続けていることが原因なのでしょう。
よって、仮に80%が合格ラインと言われたら、ものすごく難しい試験なのではないかと思います。
しかし私の予想は、合格最低ラインは60%弱。何を隠そうこの私が最低ラインにいると思われます。試験後はそれくらい出来た感覚が無かった。正直不合格を覚悟しました笑。ちなみにボーダーや過去問は公開されていません。
60%弱取ればいいと仮定すると、やはり「①公式テキスト+問題集」を繰り返し、基本的なところはしっかり90%以上得点すべきでしょう。そうすると①50%×90%=45%。そして①以外の②応用的なよくわからない問題も、結局は4択なので、正解率は誰でも25%。50%×25%=12.5%で、①45%+②12.5%=57.5%。これがボーダーに近いと思います。
ということで結局①「公式テキスト+問題集」をしっかりやればいいわけです。
こう考えると、②の応用的なところを勉強することは、「試験合格」ということを考えると必要ありません。これが短期集中で取り組んだ方がいい理由です。応用的なところはおそらく業界にいる人とか経験者じゃないと解けないような気がします。
まず概要をつかむ
まずはAI・機械学習とディープラーニングそのものに興味を持つことでしょう。もちろん受験を決意したのであれば、そこは大丈夫と思いますが。様々な動画が出ているので、そういったものを見るもよし、本格的な勉強の前に入門書の購入もよしでしょう。
私がお勧めするのは、前回の記事にも挙げた「Execlでわかるディープラーニング超入門」です。
ちなみにどうしても時間がなければ「公式テキスト+問題集」だけでもいいと思います。
公式テキスト+問題集を繰り返すのみ
公式テキスト+問題集が基本となるわけですが、実際学習にどれくらい時間がかかるのか、統計を取っています。
公式テキスト:320ページ 1回目:8.75時間
私は線を弾きまくりながら精読していくタイプなので、普通より遅めだと思います。
資格試験テキストの読み方は次の記事でまとめていますのでご参考まで。基本テキスト4原則「精読」「速読」「アウトライン」「アンダーライン」
上記の精読法で読んだところ、1回目は8.75時間かかりました。ちなみに読み終えた時点ですでに試験前1週間となっており、かなり焦りました…
2回目:129ページ 2.25時間
2回目は第4章~7章のみの精読としました。上記の通り試験まであと1週間しかなかったことから、大事な章だけを繰り返すことにしました。第4章~7章は学習の中核部分であり外せないと考えられるので、ここの129ページだけを繰り返すことにしました。
ちなみに9章の法律規制も大事なのですが、テキストの記述がかなり手薄い印象で、繰り返し読んでも試験対策としてあまり意味がないかもしれません。
公式テキストは合計11時間。
ちなみに公式テキストに関していうと、若干の不満があります。
・これを全部読んでも試験で出る用語が6割くらいしかカバーされていない印象
・用語の定義の記述に終始しており、これだけ読んでもよくわからない箇所が多い(問題集とセットでなんとか理解できる)
・上とかぶりますが、初心者向けの記述にはなっていない印象。もう少し詳しく説明プリーズ!と思うことが多かった。特に6~7章。
まあ公式テキストと問題集をしっかりセットでやれば、合格レベルには十分達するものと思われます。
最初読んで意味が分からなくても、試験前にわかればいいと気楽に考え、あまり気にしないことが重要です(どの試験にも共通しますが)。
次に問題集。
問題集 1回目 358ページ 11時間
2回目 全範囲速読 3時間
問題集は複数あるようですが、私は技術評論社のものを使いました。解説が手厚く、不足はない印象です。
こちらは全て解くのに11時間かかり、試験3日前にようやく終わりました。その後猛スピードで全範囲速読。2回目を3時間で回しました。
問題集は限りなく本番形式で、公式テキストに沿いながらも、公式テキストに全く乗っていない出題もあり、解くのに時間がかかります。とはいえ全部終わらせると公式テキストとの関連もそれなりにわかるようになるので、最初全く分からなくても落ち込まないことです。公式テキストが上記の通りあっさり気味ですので、問題集とセットでようやくイメージが湧く、という箇所が多いと思います。