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2~3年目にかけて、監査法人の居心地が急激に良くなります。
それと同時に、「先」も見えてきました。基本的にはこれを繰り返していくのだろうな、となんとなく思いました。
働きながら、「先が見える」というのは、仕事継続の黄色信号です。モチベーションが切れかかっている可能性もあります。
これまでは、大変なときもありましたが、「このままボロクソに言われた状態で終われるか」という一種の反骨心のようなものがあった。特に1年目。
しかし、ある程度仕事を覚えた今、もちろんまだまだ経験が足りないのはわかっているのだけど、これ以上面白い仕事はあるのだろうか、と思えてしまう。監査は基本的に繰り返しです。覚えたら覚えたで、それ以上のものは基本的にありません(もちろん突発的で大変なことは毎年発生しますが)。
そして、上のマネージャーとかパートナーをみて、それほど心が躍らない。なりたい!と思えない。正直に言って。この辺はまた後にふれます。
自分の仕事に関しては、まあ、2~3年目にしてはそこそこやれているかな、と思っていました。
いや、せっかく本音を言えるブログなので思い切り正直に言うと、同期に比べてかなりできている方なんじゃないか、と思っていました笑。
英語が必要なグループ監査もできている。IPOもできている。過去の税務知識を活かした税効果も出来ている。小さなジョブのインチャージもやっている。
同期を見ても、これらを同時にできている人はほぼいなかったように思います。
これはできている方だろう!と思っていました。
まああくまでも自己評価ですw
とはいえもちろんまだまだ未熟な面もあり、手続きが漏れて怒られたり、というのもちょいちょいありました。
このころは、非常にもやもやした、本当にどういうスタンスで働いたらいいのかわからない時期でした。
以前の記事の通り早めにシニアにしてもらえた。それは大いに感謝している。
しかしやたら仕事が降ってくる。10社アサインになったり。
そして組織運営が好きになれない。本当に意味不明なことを言ってくる。
イライラしたり、ちょっとした仕事の達成感を味わったり、先が見えてモチベーションが下がってきたり。
まさにモヤモヤ感あふれる時期です笑。
ちょっと余談ですが監査法人はこういう風にモヤモヤしながら働いている人が多い印象です。やる気があるのかないのかわからない状態。
さて、そんななか、毎年恒例の「人事考課」の結果と「賞与支給額」が公表されました。
まあ、そこそこいいかなと思っていたのですが…
またも2!!標準額の35%減!!
はあ!!??
相変わらず何の説明もなし。
この低評価は私だけではなく、組織はまたも特定の世代に対して大幅減額をしたのでした。前年の同世代と比べても大幅減。
これは大人しい会計士たちも、さすがにザワつきました。
なにしろ下のランクよりも少ない額。
メールが飛び交い始めました。「何だこの支給額は」と。
そして、相変わらず「何で減額か」の説明がない。
私は過去事業会社の労働組合で賞与交渉等を担当していたこともあり、このへんに非常にうるさいです。参考記事 「仕事+労働組合+短答試験」の3重生活!結果は…-新卒社会人の公認会計士試験受験記17-
うるさい、というかその辺公平であるべきなのは当たり前の話です。賞与は別に減額してもいいのですが、減額するならするでしっかり理由を公開すべきなのは明白でしょう。労基法上問題となる「不利益変更」に該当する可能性もありますし、そんなことやったらモチベーションが落ちるのは当たり前なのです。
これは本当に驚き、即、部署の偉い人に連絡を入れました。
これには到底納得できないので理由を説明してほしい、と。
合わせてアンケートを取り、本件についてどう思うか意見を募り、提出しました。
部署の偉い人は、真剣に聞いてくれたものの、明らかになだめすかそうとしていました。これが猛烈に気に入らない。
本当に子ども扱いしてくるのです。
シニアスタッフというのは基本的に20代中~後半を想定しています。
なので私もそのあたりの年代だろうと思われたのでしょう。その偉い人の説明が、組織というのはそういうものなんだよね、のような子供だましに思えた。
温厚(?)な私もさすがにキレました。矛盾を指摘し、そんな説明で納得すると思いますか?と偉い人を激詰めしました笑。
この時点で、私の出世の望みは絶たれたでしょう笑。
監査法人には、少々理不尽なことがあっても耐えなさい、嫌なら辞めなさい、といった雰囲気が漂っています。
さらに偉い人には基本的にあまり意見を言ってはいけません。完全なピラミッド構造です(これは問題だと思っています)。
しかし私は、賞与について納得いく理由が開示されていないのが2度目ということもあり、納得のいく理由を公開しろと詰め寄ってしまった笑。
これで出世の望みはほぼ無くなりました。
ただ、私はこの組織に長くいるわけではないし別にいいかな、と思っていました。そこは間違いなく冷静でした。