英語レベルを「ワンランク」上げるために必要なこと-社会人の英語学習25

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このカテゴリーでは久しぶりの投稿となります。

ます「英語レベルをワンランク上げること」の定義を決めたいと思います。

基本的には海外に長期滞在(留学・駐在等)したことのない方を想定しています。

「国内組」で、これまでビジネス英語勉強を継続し、TOEICはだいたい900以上、海外出張経験も英語によるビジネス経験もあり、自他ともに「英語は得意」と認められる方。

ウェブミーティングやオンライン英会話でも(流ちょうでなくとも)意思疎通に困らない、ビジネスのEメールもほぼ問題ない、という方。

しかし一方で、海外の映画やテレビを字幕なしで見てもわからないことが多い。

ネイティブとのくだけた会話などはかなり困難。

英語の難しい文献を読むのは、頑張ればできるけども、ストレスを感じる。

こういった方が、さらに「上に行くには」どうしたらいいかを考えてみます。

ちなみに、現在の私にほぼあてはまります笑。

これまでの記事で記載してきた方法は、「いかに少ない時間で」ビジネス英語を習得できるか、にフォーカスしてきました。

私はこれまで15年以上にわたり、これまで記載した方法を実践し、少なくともビジネス上における英会話の不都合はほぼ無くなっています。

しかし、一方で上記に上げたような海外映画視聴、文献解読、日本語でやっているようなくだけた会話などには、依然として困難を伴います。

そこで、ここからさらに一歩上に行くレベルにあげるにはどうしたらいいか、考えてみます。なお、すべて現在進行形で実践中のものであり、まだ効果を測定するまでには至っていない点ご了承いただければと思います。

・Netflix等を使用し、「英語字幕」で番組を視聴する

英語字幕は英語学習に最適です。単語だけ見ると非常に簡単に見える文章も、ネイティブが話すとさっぱりわからないことがあるのですが、英語字幕があることで「こういうことを言っていたのか」、とわかるようになります。

そしてこれを行うのに最適なツールがNetflix等のネット配信型TVでしょう。

何しろ番組数が半端ない。全て見ることができないほどのラインナップ。

最新のアニメも、過去の映画の名作も大体そろっています。

なにより、1時間以内のオリジナルドキュメンタリーが多いのが嬉しいです。

ドキュメンタリーは基本的にナレーションとインタビューで構成されています。ナレーションはもちろんフォーマルな文法が使われていますし、インタビューに答える人も非常にわかりやすく話します。

つまり、ドキュメンタリーはネイティブのスピードを体感し理解するのにうってつけなのです。

私が最近見た中で面白いと思ったNetflixのドキュメンタリーは、「Age of Samurai/Battle for Japan」。

日本の戦国時代を外国人が再現するというもので、色々な意味で大変興味深い。

ツッコミどころはかなりあります笑(織田信長がマッチョなロン毛など)

こういった日本が関係するドキュメンタリーは、背景にも詳しいでしょうし、理解も進みやすく、お勧めです。

さらに、英語字幕でドラマを見ることもお勧めです。

ドラマは日常会話・表現のオンパレード。くだけた表現もたくさん出てきます。

これらを英語字幕で見ることで、こういったインフォーマルな表現にも慣れることができます。

お勧めは有名な「Friends」。ただ笑いのポイントが独特なときもあり、理解できないこともあるかもしれませんが。

他には「Stranger Things」。Netflixオリジナル作品で、過去に視聴者数No.1だったという大変面白い作品です。

基本的には小~中学生の会話が多く、それほど難解ではありません。

ストーリーも非常に面白いので、一回日本語字幕で理解してから、英語で見るというのもお勧めです。

TOEICが900以上であれば、少なくとも英語字幕をさっと読めるほどのスピードはあるはず。よって、ワンランク上を目指すためにもぜひ「英語字幕による視聴」を実践してほしいです。

・英検1級を受験する

英検1級は、これまでTOEICばかり受けてきた方にお勧めです。

英検1級は、TOEICとは全く異なります。基本的には、大学受験問題の延長線のようなイメージです。内容は単語、文法、長文文章読解、リスニング。

ただ、さすがに1級だけあって、レベルは高いです。

TOEIC900以上を余裕で取れる人であっても、第1問の単語を見ると「ほとんど見たことがない」となってしまうのもザラだと聞きます。

他の問題も「難しい」の一言に尽きます。

私は英検1級を受験することで、英語力がワンランク上に行けるのではないかと思っています。つまり、日常でほとんど見ないような単語を覚え、長文を読むことで、これまでビジネス英語習得の観点から飛ばしてきた「深い英語力」を蓄えることができると考えています。

これまでの学習に加え、上記2つを実践しています。結果は後ほどご報告します!

つづく