社会人生活7年目。20代を卒業し、それなりに重い業務も任され始めました。このころから前回の記事の通り、資格名を名刺に入れたい!という思いが高まり始めました。
資格を手に入れることが「渇望」になってきたといってもいい。
前回の記事で挙げた出来事以外にも、ちょいちょい悔しいことが起こっていました。
私がいた「支店」では、専門家またはコンサルタントと言われる方々が来て、我々と中小企業の経営改善を話し合ったりします。
そこで、よく会計・税務に関して「何もわかっていない」という想定で説明されることが多く、本当にうんざりしていました笑。
確かに名刺に書いていないので、相手からしたらわからない。
しかし私は当時すでに短答試験に合格しており、さらに現場で金融等の実務経験を積み始めたのもあって、会計関連には「それなりに」詳しくなっている状態。
しかし相手はそんなことはわからないため、会計についてゼロから説明したり、そういうことは我々に任せておきなさいという態度を取ったり。非常にもどかしいというか、面倒くさいというか、難しい状況でした。またこう言うのも何なのですが、私はけっこう童顔のため、何も知らない若造風にみられることも多く、それも本当に面倒でした笑。
しかし、確かに自分は詳しいつもりだけども、短答合格しただけではもちろん名刺にも書けず、相手もわからないため、これは本当に仕方ないと思います。
こういうこともあって、本当に名刺に書きたくて書きたくて仕方ありませんでした笑。
そんな思いもあり、2度目の論文試験は気合を入れ、必勝を誓います。
前回の敗因はもちろん計算科目、特に租税法と管理会計でした。そこでこの2科目を重点的に仕上げます。
租税法は範囲は膨大ですが、「積み上げ型」の科目であり、時間さえかければ何とかなるはず。計算ロジックを覚えれば、それほど深い問題は出ないのです。消費税や所得税はどこまでやるか難しいところですが、一通りやって、答練で積み重ねたほうがよさそう。
問題は管理会計。原価計算の基本的な問題は、まあできるようになったのですが、どうしても応用的な問題が解けない。というか手も足も出ない。
とにかく苦手でした。
そして一番重要な財務会計論。これもあいかわらず超基本的なところしか取れない。
連結会計や企業結合の応用論点は、答練の点数が限りなくゼロに近くなったりもしました。
試験範囲が膨大なため、こっちを覚えるとあっちを忘れる、ということが多発し、なかなか安定的な点数が出せないのです…
2度目の論文試験が迫り、けっこうキツイ精神状態になってきました。
仕事もそこそこ大変。現場でお客さんとやり取りするので、神経を使います。
さらに担当エリアが電車の便が悪く、基本的に自転車で顧客訪問していたため、毎日けっこう疲れる笑。
ちなみにこの自転車経験は、のちの趣味・サイクリングにつながるという、いい効果もありました。
毎日チャリ訪問。支店で書類作成。そして夜は論文勉強。
職場は非常にいい環境で、例外を除き基本18:00には終わることができましたので、大変恵まれていたと思います。
この環境を絶対活かさなければいけない。
そんなふうに焦りながら勉強しつつ、働いていた難しい時期、ある「褒められない出来事」が起きてしまいました。
その支店では「若手経営者グループ」があり、地元の3~40代の社長さん達20名ほど集まる「勉強会」がありました。
支店で唯一の若手だった私は、その会の運営を任されました。
最初はどんな怖い社長さんたちがいるかと、とてもビビっていたのですが、入ってみればみな非常に優しい。しかもかわいがってくれる。
このような経験はほぼ初めてで、会の運営は大変でしたけど、とても楽しいものでした。
会は夕方くらいに集まり、経営に関する勉強会を開催し、終わったらみんなで飲みに行くというものでした。
いちおう勉強会もしっかりやっていましたが、メインは「飲み会」だったかもしれません笑。
さて、若手経営者たちが集まって飲み会をするとどうなるか。
飲み会後、必ず「夜のお店」に行くのです笑。
私は最初、「夜のお店」は同行拒否していました。何しろ行ったこともなく、お金を払って女性とおしゃべりする意味がわからなかった笑。
しかしある晩、かなり強引に連れていかれました。俺たちがおごるから来い!のような感じで笑
30過ぎて、ついにデビューしてしまいました。
そしてあろうことか、それ以来「夜のお店」にドはまりしてしまったのです笑。
※夜のお店と言ってもお喋りするだけのところです。念のため…
最初のほうは2次会が始まりそうなときに「僕帰ります!」とそそくさと帰宅していたにもかかわらず、半年も過ぎると、「社長、今日行きますよね!!」などと運営者自ら招集をかける始末。
勉強に影響が出るのは明白でした…
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