昨年7月に始めたこのブログもおかげさまで1年となりました。まだまだヒヨッコレベルで大変恐縮です。いつも読んでいただいている皆様には感謝しかございません。
飽きっぽい自分が1年も続け、質はともかく、記事160本、30万字以上の文章を書けたのは、ひとえに楽しんで書いているからでしょう。記事のアクセス数を見て、狙い通りの時もあればまったく外した時もあり、それが非常に面白かったです笑。
さて、1年ということもあり、当記事では過去のトータルアクセストップ10をランキング形式で改めてご紹介したいと思います!
10位 「修了考査」を愛しています。変態ではありません-中年の監査法人体験記15-
公認会計士試験合格者は、試験に合格してから、さらにやることがたくさんあることに愕然とします笑。まずは補修所。これ、個人的には本当にやめてほしい。やたら時間がかかる割に、得るものが非常に少ない。会計士登録後のCPEのようにできないものでしょうか。確認テストや論文など本当に無意味です。主催者はJ1~J3にこの苦行を課すことでどのような効果を狙っているのでしょうか?本当にわかりません…。監査法人に行く場合はほとんど同じような研修を法人内でも受けるので、時間の無駄というほかありません。
一方でCPEは必要だと思っています。毎年のように監査基準や監基報が改訂される現状、知識のアップデートは大事だと思います
話がそれましたが、「修了考査」は個人的に勉強を再開する本当にいいきっかけになりました。周りの反応を見ると非常に評判が悪いですが笑、是非前向きに取り組んでほしいものです。
合格後、ハッピーだった期間は2か月くらい続きましたが、リーマンショック後の不況により就職が厳しく、報道では半分くらいの合格者が就職できていないとのことでした。私自身は以前から勤務していた会社に残っていたのですが、やはり監査法人への転職も気になり、検討はしたものの、「枠はありません」とどこも門前払い笑。さらに東日本大震災が起こり、合格後の有頂天はどこへやら、将来に向けていろいろな不安がある時期でした。東日本大震災は、本当に自分の無力さを思い知らされました。会計士合格者だから何なんだ、何もできないじゃないか、と。
合格すれば万事OKじゃないか、と思うかもしれませんが、本当に人というのは次から次に不安が出てくるものです。
「公認会計士の光と影」とはまた大げさなタイトルにしてしまいました笑。しかも書いているうちに「監査法人のいい面・悪い面」みたいな内容になってきてしまいました。公認会計士と言っても本当に幅広い業務があるので、やはりひとくくりにすることは不可能でした。ここでは「リスクアプローチ」と「組織のいまいちさ」に焦点を当てています。リスクアプローチという手法は本当にためになりました。これが「徹底」されているか、は何とも言えませんが、時間に制約がある中物事を進める必要がある現代において、いろいろなことに応用できると感じています。
8位と同じく「公認会計士の光と影」シリーズです。「知的好奇心がみたされる」と「組織が機械的すぎる」という面にスポットを当てました。まあ組織というのは機械的なのが普通なのかもしれませんが、それ一辺倒だと、全く愛着が持てなくなってしまうというのは譲れないところです。
6位 違う意味で地獄の新人研修。闘志復活-中年の監査法人体験記3-
大手監査法人の新人研修についての記事です。内容的に若干傲慢な気もしますが許してください笑。当時は「本当に早く終わらないかな」と思っていましたし、後になって「必要なことが全く教えられなかった」という、歯がゆい思いをしたのは今でもよく覚えています。新人研修というのは本当に大事だと思っています。その内容が会社の姿勢を表すと言っても過言ではありません。新人研修が適当な会社は、要は新人業務すらしっかり定義できていないということ。そういうところはだいたい業務が標準化されておらず、無駄がはびこっているものだからです。
つづく