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論文試験2度目。それなりに手ごたえもあった。
しかし結果は不合格。現実は本当に厳しい。
この合格発表は人生屈指の打ちひしがれた出来事となりました笑。
しばらく呆然としていました。
結果が郵送されてきます。これで偏差値を知ることができます。
今回の合格偏差値は51.5。そして自分の得点率は以下でした。
財務会計論 50
管理会計論48
監査論53
租税法49
経営学53
合計50.5
数字的に惜しいと言えば惜しい。合格までわずかに「1」。
しかしこの偏差値「1」の間におそらく何百人もの「惜しかった受験生」がひしめいているのです。
この結果を見て、ああ、あと「1」上げればいいのだ、頑張ろう、とはなりませんでした。
このあと「1」が、ものすごく高い壁に見えたのです。
今回は予備校がかなり予想を当ててきた。つまりラッキーな面もあった。財務会計論はかなり予想が当たっていました。
そして自分としては、今回の受験は、いろいろな制約がある中で、ベストを尽くしたといってもいい。
それでこの結果。
若干心が折れました笑。
結果を見ると、穴が無くなったとはいえ、やはり管理会計と租税法。これがもう少しよければ、というところ。
2~3日呆然と過ごしました。来年は受験7年目。
このまま10年とか平気で過ぎてしまうのかな、という恐怖がよぎりました。
そして毎年毎年かかる予備校代。基礎講座は不要とは言え、だいたい40~50万円。
決して馬鹿にはならない金額です。これまで250万円以上はつぎ込んできた。
250万円以上の費用、そして朝やアフター5、休日といった、20代の貴重な時間を費やした勉強。
これらがまだ形として結実しないことに対する恐怖が、とんでもないものになってきました。
自分はいったい何をやっているのだろう、この努力に何か意味があるのか、と。
このようにしばらくウネウネしていましたが、だんだん気力が湧いてきました。大きなモチベーションはやはり、このまま何のとりえもないサラリーマンでは終われない、という思いです。参考記事:資格名を名刺に入れたい!!なんとしても!!
何しろ短答免除はまだ来年まで有効。ここで受験を止めるという選択肢はない。
ひとつ改善すべきは、やはり「夜のお店通い」。これが影響したことは否定できないでしょう笑。もう少し頻度を減らさなければいけない、と思いました(この状況で通うのを止めないあたりが実に自分らしいw)。
ということであと1年、特に管理会計と租税法をそれぞれ「2」上げよう、他は最低限維持、欲を言えばアップしよう、という戦略を立てました。
同時に、これまでの学習法を振り返りました。今回の振り返りはかなり真剣に行いました。そして結局のところ「基礎」ができていないということを痛感しました。
計算科目は、つい答練ばかり解いてしまい、基礎テキストや基礎問題集をこなせていなかったのです。
会計士試験の計算科目とは以下です。
財務会計論の「簿記」、
管理会計論の「原価計算(他)」、
租税法の「法人税・消費税(等)計算」、
経営学の「ファイナンス」
これらの基礎がおろそかになっていたことに気づきました。
これは、ある程度学習が進んだ者が陥る罠です。
つまり、自分は「基礎」を卒業していると思い込み、答練や応用的な問題ばかり解く。
答練は何度も繰り返すとある程度解けるようになるため、そのジャンルは極めたと誤解する。
しかし、基礎テキストを軽視すると、答練に出ていない他の部分を完全に忘れてしまうため、実は穴だらけになってしまう。
この単純な事実に気づいたのです。
そこでまず上記計算部分の「基礎テキスト・問題集」を日々のルーティンとして位置づけることにしました。
具体的には、1日45分「計算基礎復習」の時間を取り、15分ずつ、機械的に「簿記」「原価計算」「法人税・消費税(もしくはファイナンス)」の順で、テキストと問題集を回していく。
もちろん調子がいいときは45分以上回す。その際も15分区切りで科目を次々変える。
「計算基礎復習」の詳細は次の記事をご覧ください。週間復習スケジュールの作成-社会人の資格試験勉強6「応用期」3
1日のスケジュールは次のような感じにしました。
朝:主に計算科目答練
電車の中:理論科目テキスト精読
夜:計算基礎復習
理論科目は積み上げた知識を維持するだけでよいと判断し、当面、電車の中でのテキスト読み込みだけとします。
この方法、結果的に間違っていなかったと思います。