直前期はストイックに!息抜きも少々-新卒社会人の公認会計士試験受験記30-

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もうすぐ令和3年度の論文試験ですね!今回は受験生にエールと気合を送るべく、自分の直前期を振り返ってみます。あとは息抜きの方法なんかも。

受験はついに7年目。3度目の論文試験が迫ってきました。

さすがに7年目ともなると、初見の問題はほとんどない…はずですが、試験範囲が膨大のため記憶から抜け落ちていることも多く、去年の答練で全く同じ問題をやったはずなのに、全然点が取れない…ということも多々ありました。

それなりに勉強しているのに6年目とほとんど変わらないと思える得点状況はとてもしんどかったです。

とはいえ、答練の点数は全く気にすることなく、基礎テキストと答練を何度も何度も繰り返していました。

基礎テキストは目次を暗記。過去数ページを速読、今日の範囲を精読。アンダーラインを引きまくる。

基礎テキストの復習において、この方法は非常に効果的でした。詳細は次の記事をご覧ください。基本テキスト4原則「精読」「速読」「アウトライン」「アンダーライン」 -社会人の勉強法7 基本テキスト精読2-

また、答練を解く際も、必ず出題個所をテキストに戻って確認し、テキストに線を引く、という作業を愚直に行いました。詳細は次の記事をご覧ください。「答練」の使い方-社会人の資格試験勉強15-

とにかく愚直にtodoを繰り返す。かといってあまり機械的にやりすぎるとマンネリに陥るので、週に1回程度は進捗を確認し、今の方針に何か問題はないか、少し考えてみる。

そんなことを繰り返しているうちに、また試験2か月前の直前期になりました。つい最近論文を受けたと思っていたのに、本当に月日が経つのが早い。

3度目の論文試験の直前2か月間、この時期は過去の人生でまったく経験がないほど、ストイックな生活を送りました。

東京CPA会計学院

朝、可能な限り早起きして出社前30分まで勉強。

昼休み。12:00ぴったりに教材を紙袋に詰め込み、近くの喫茶店へ直行。昼休みはあまり腰を据えた勉強はできないため、税法理論、所得税法、経営学理論、管理会計理論など、手薄となっている理論科目を中心に取り組みました。

お昼になった瞬間、私はおもむろに紙袋を持って無言で出ていくので、同僚はものすごく不思議だったようです笑。

定時後。飲みに誘われても全てお断り。さすがに3度目の論文試験前2か月間は夜のお店通いも完全封印。早めに帰宅して即勉強に取り組む。

土日は朝から晩まで勉強。

私は本来怠け者なのですが、この時期だけは本当にストイックでした。年に2か月くらい、ストイックになってみるのも悪くはないと思います。

ストイックになれた一番大きな理由は、「三振」の恐怖です。

今回論文に落ちると、またあの面倒な短答試験を受けなければいけない。

これは本当に大きな恐怖でした笑。あれは二度と受けたくない。

さらに、30過ぎて、いまだに中途半端な「2足の草鞋」生活が続いている。そろそろ合格して、がっつり遊びたい。一心不乱に仕事してみたい。

どうしても結果が欲しい。

結果!!

という思いが強烈になりました。

ここまで強烈に何かにとらわれたのは人生で唯一かもしれませんね。

ということで、元の性格を完全封印してストイックに取り組めたのでした。

試験直前2か月というのは緊張感も高まり、実力が飛躍的に伸びる時期です。

1年継続して緊張感を持てる人はおそらく皆無だと思います。特に働きながらだとしんどすぎる。

よってこの2か月間だけは、本当に後先考えず、取り組むべきでしょう。

この時期だけは計画を1日単位でしっかりたてるのがおすすめです。詳細は次の記事をご覧ください。試験直前は最高の修羅場であり至福の時!-社会人の資格試験勉強10「直前期」2-

振り返ると、この2か月はしんどかったですが、一方で毎日がお祭りのような高揚感にも包まれていました(お祭りと言っても自分一人のお祭りですがw)。

振り返ると本当にいい経験となります。ぜひ楽しんでほしいと思います。

そして、ストイックにといっても、皆人間ですから、直前期と言えど、どこかで息抜きが必要です。人によっては息抜きなど不要というでしょうけど、私は必ず息抜きをする派です。

ちなみにこのときはワールドカップイヤー。

はい、しっかり見てしまいました笑。6~7試合くらいでしょうか。

日本代表はいい勝ち方で決勝トーナメントまで進み、本当に勇気づけられました。

息抜きの方法ですが、月、もしくは週のあたまに勉強計画を立て、この日のこの時間は遊ぶ!と決めておくことがお勧めです。楽しむ時間をコントロールすることは、何も試験勉強に限らず、仕事においても重要となります。

遊びの前までに必ず計画していた範囲を終わらせる。これを守ることで、メリハリがある学習ができるようになります。

むしろ仕事以外をすべて勉強としてしまうと、ダラダラになりかねず弊害が大きいと思います。

どこかで区切りを設けることで、集中して取り組むことができるのです。

ちなみにサッカー視聴以外で他に息抜きとしたのは、ジョギングでした笑。

ずいぶんストイックですね笑。しかし当時なぜかジョギングに目覚めました。

夏に走って汗をかくことが、なぜか快感になっていたのです。これはなぜだろう、自分でも上手く説明できない。

まあ勉強から逃げられるのであれば、なんでもよかったのかもしれません笑。

というわけで週1~2回サッカーの試合(ワールドカップ以外にも海外サッカーの試合)、週2回ジョギング、たまにギターを弾く、といったことを息抜きとしていました。

これくらいなら罰は当たらないでしょう。繰り返しですが、息抜きのポイントは月の初めまたは週の初めにスケジュールに組み込んでおく、ということです。

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