「語彙力」の無さを痛感・・・-英検1級学習記録7-

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英検1級受験に向けて、日々「自分なりに」学習をしています。

といっても毎日の平均学習時間は1時間以内。ほかにも取り組むことがあり、また私は頭を使いすぎるとすぐ疲れてしまうので、どうしてもこれ以上時間をかけることができません。

決して余裕こいているわけではなく笑、私は昔から長時間勉強できない体質なのです。なので、15分区切りでジャンルを次々変え、超集中してやるようにしています。

さて、以前英検1級の過去問を見て、最大のカギは「語彙問題」と「英作文」ではないか、と思いました。

他の問題は、まあそれほど特別な対策をする必要はなさそう。もちろん難易度は高いですが。

これまで英語の試験といえばTOEICしか受けてこなかった人にとっては、英検1級でほとんど初めて対応する必要があるのが、この「語彙」「英作文」だと思います。

そもそもなぜ私が英検1級を受験しようと思ったのかという理由も、主に「語彙」でした。

以前の学習では、ビジネス英語習得のため、とにかくスピーディーに日本文を英文に翻訳することに重点を置いていました。

単語やイディオムに関しては、「知らないものが出てくる都度すべて覚えていく」というスタンスでした。

教材は主に「NHK実践ビジネス英語」。これを毎月ではないものの20年以上英訳し続け、出てきた単語やイディオムを可能な限り覚え続けた結果、海外出張のビジネス英語ではまあ問題ないレベルになりました。TOEICも950まで伸ばせました。

しかし、しかし。

例えば英語の文献だったり、映画だったりを理解するのは相変わらず困難を伴います。簡単に言えば語彙が足りないから。あとはイディオムを知らないから。

これが私の悩みの種であった「英語力の深みの無さ」です。

自分の得意分野や仕事に関係する英語はほぼ問題なくでき、TOEICでそこそこの点は取れるようになったけど、くだけた日常会話、映画、文献にはほとんど手も足も出ない。そんな状態だったのです。

これを打開すべく、「深い語彙力」が身につくだろうという想定で、英検1級の学習を始めたのでした。

それで今、旺文社の語彙問題対策本を70ページほど読み進めてきました。

この本は2ページ見開きの問題形式で、左のページに本番と同じ4択問題が6問、右のページに対応する解答が掲載されています。

つまりこれまで出てきた単語は35ページ×6問×選択肢4つ ≒ 800近くの単語を「覚えた」ことになります。

問題の正解率はおよそ60%弱。この正解率は合格に向けての赤信号と言わざるを得ません。

とにかく語彙力がない。予想はしていましたが本当にありませんでした笑。

これがこれまでの「出てきた単語をその都度覚える」スタイルの限界でしょう。このスタイルをずっと続けると、どうしても語彙力が頭打ちになります。

もちろん「出てきた単語をその都度覚える」スタイルは、ある程度までは問題ないと思います。英語学習の初期段階ではこれが有効です。

おそらく学習の初期段階で市販の単語帳を覚えようとしても、よほど強い意志がない限り、面白くなさ過ぎて、途中で投げ出してしまう可能性が高いのではないでしょうか。それよりは教材で出てきた単語をその都度「完璧に」覚えていったほうがいいでしょう。

しかしある程度まで学習が進むと、今度は普段めったにお目にかからないような単語を、政治・経済といったジャンル別に覚えていく必要がある、と感じています。英語力をワンランク上げようと思うなら、これをどこかのタイミングでやる必要があると思います。

それで、今私は、英語学習において本当にほぼ初めてといってもいいくらい、「単語」だけを覚える時間を作っています。

単語と意味だけ覚えるのはしんどいので、この旺文社のテキストのように、問題形式になっていたりすると、記憶に残りやすいです。もちろん出てきた選択肢も全て可能な限り覚えるようにしています。

まだまだ道半ば。最低限本番までにこの旺文社のテキスト(200ページ)に出ている単語は全部覚えたい。語彙力が上がるのを願って、この作業を本番まで続けていきます!

ちなみに英作文。これは旺文社テキストに載っている例題と模範解答をひたすら「英訳アウトプット練習」しています。解答の日本語訳を見て、一文ずつ即英文に翻訳する作業を通じて、模範解答の書き方をひたすら暗記しています。なんとなく英検で求められる表現がわかってきたような気がしてきました。しかし「政府が遺伝子工学に投資することに賛成か反対か」など、難しい出題が多いですね!

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