奥が深い「残業」問題。それでもやっぱり残業なしを目指す!下-10代・20代への「提言」⑥–

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残業というのは、可能な限りすべきではない。できるだけ素早く仕事を終わらせ、空いた時間で副業をすべき。もちろん趣味、家族サービス、投資、資格勉強等にも使うべき、いうのが私の考えです。

生産性の問題

このコロナ環境下、無駄な業務クリエイトにかけては定評のある?日本企業も、さすがに生産性を重視し始めています。

リモートワークが主流になると、少ないコミュニケーションで効率的に仕事を回す必要があるため、タスクがより標準化されます。わからないことを近くにいる人に気軽に聞ける状況ではなくなっています。その結果、このジョブはこのランクの人ならこれくらいで終わる、という標準作業時間がよりクリアになっていくはずです。

そのような状況で、残業代目当てにダラダラやっていると、短期的に給料は増えるかもしれませんが、長期的には評価が下がることになるでしょう。

私は、公認会計士としてさまざまな企業にお邪魔する限りにおいて、大変僭越ながら「生産性が改善している」と思うことが多いです。まず残業が以前に比べて劇的に減っているように思います。長時間労働で有名だったある会社の経理部も、6時以降ほとんど誰も稼働していない、ということが普通になりました。

コロナは痛ましい悲劇であり絶対に起きてはならなかったことですが、一方で企業の生産性改善に大きな影響を及ぼしていると思います。

付加価値の問題

急に大きな話で申し訳ありませんが、日本はこの30年間、世界と同じような経済成長をすることができていません。

その要因の一つに、「付加価値の高い」仕事をすることができていない、ということがあると思います。

付加価値の高い仕事とは、これまでにない価値を生み出す仕事。その意味では、より少ない時間とコストで、よりよい仕事ができるようになる、ということも含まれるはずです。

さてその観点で、現状、残業はどのようにされているでしょうか。

残業代は平均賃金の25%割増ですが、残業することで果たして普段の25%分の価値を生み出しているでしょうか。

ほとんどのケースでそんなことはないと思います。私が所属した監査法人のある部署は、深夜まで残業している人がかなりいましたが、夜はみなほとんど思考停止してロクな「監査調書」を作成できていませんでした。

単に段取りが悪く、前倒しができておらず、その結果期末に大量の残業をしている、ということが一般的だったと思います。

そのような状況において、何か付加価値は生み出しているのでしょうか。

大量の残業をすることで、残業代が発生し、給料は増えるかもしれませんが、その増加分に対する付加価値はまったく生み出せていないのではないか、と思います。

日本が経済成長できず徐々に貧しくなっているのも、これが原因の一つだと思います。

平たく言えば残業を行い大量に時間をかけながら、大した仕事ができていないということ。

そういった「無思考残業」を皆が皆やってしまうことで、結果的に日本が貧しくなってしまうのではないかとすら思います。

可能な限り仕事はさっさと終わらせるとして、空いた時間でどうする?

まず考えるべきは副業だと思います。副業については次の記事もご参照ください。独立のための「副業」のすすめ。企業は「副業全面解禁」を!

この不透明な時代、複数の収入減を持つにこしたことはありません。

会社がいまだに副業を認めないのであれば、組合を通して圧力をかけるべきでしょう。副業は認めない、賃金は上げないなど傲慢以外の何物でもないですよね笑。

話はそれますが、そういう意味でも、全ての会社員は労働組合活動に興味を持った方がいいです。参考記事「仕事+労働組合+短答試験」の3重生活!結果は…-新卒社会人の公認会計士試験受験記17-

副業で大事なのは、可能な限り付加価値の高い仕事をする、ということだと思います。空いた時間で誰でもできるアルバイト、というのは趣旨が違います。そのためにも資格試験勉強や自己研鑽が重要です。

資格試験勉強、自己研鑽なども言うまでもないでしょう。いまは残業をせず、一時的に収入は少ないかもしれませんが、資格取得や自己研鑽をすることによる将来的な見返りが大きいことは私が保証します笑。そもそも私自身が残業を極力せず、空いた時間を資格取得やその他諸々に充ててきた、という実績を持っています。参考記事:社会人の資格試験勉強法

また個人の指向によると思いますが、投資も重要だと思います。金融資産が貯金だけ、というのも結構なリスクになってきていると思います。投資は私自身まだ勉強中であり詳しく触れることはしませんが、今後極めて大事になってくると思います。

まとめ

  • 「生活残業」モデルはとっくに破綻している
  • 残業は可能な限りしない。収入が下がるのは気にせず、長期的に考える
  • 空いた時間で副業、資格勉強、自己研鑽、投資をする(家族サービスは当然!)

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