前の記事 英検1級とTOEICの「違い」、英検1級の「受験メリット」
タイトルの通りです。本当に嬉しい…

10/10に受けた英検1級1次試験。前回の記事の通り、不合格を想定していました。謙遜でもなんでもなく、本当に落ちたと思っていました。粗点でギリギリ70%前後。英作文はどう採点されるのかまったくわからない。
何より第1問の語彙問題が、本当にできた気がしなかった。
第2問・第3問の長文問題も難しく、試験中頭真っ白になりました。難しすぎて思考停止というか…
それでもこういう奇跡が起きるので、やはり試験というのは、申し込んだからには「受験する」というのは本当に大事ですね。
実は試験前、今年一番仕事がたてこみ、ちょっとヘビーなことも起きたりして、正直受験をパスしようかという考えもなくはなかった。
しかし5月の試験をすでにパスしており、今回もパスするのはさすがにダメ。このブログで宣言していた通り、何としても受ける!と決意し、気力を振り絞って(大げさ)受験しました。
まずは現場に行く。受験する。それだけで「精神的には合格」なのではないかと思います。どんな資格試験であれ。
さて、結果を見てみると、リーディング63%、リスニング70%、ライティング80%
トータルでギリギリ70%。英作文に救われた結果となりました。
自分はリーディングが強いとばかり思っていたので、これは意外な結果。
ライティングは、大手監査法人勤務時代に、仕事で割とカチッとした英文メールを送りまくっていたというアドバンテージもありました。
今回出題された「Can individual privacy be protected in the modern world? 」というテーマも、過去の出題に比べると取り組みやすかったので、ラッキーでしたね。
2次試験はもう間もなく。まったく対策していないので(どんな問題かもまだ見ていない)、これから気合で頑張ります。
1次試験の勝因
トータル2028で合格のところ、2030での合格なので、まさに紙一重。あまり調子に乗るつもりはありません笑。
しかし結果として合格したことに変わりはないので、ちょっとだけ「勝因」を考えてみたいと思います。
2021年1月1日から、2021年10月10日までの英語勉強時間は55時間(電車の中での勉強およびNetflix英語字幕視聴を除く)。
私は自分の学習時間を記録していますので、これは正確な数字です。
9月までの平均学習時間は月6時間強。
これまでこのブログで、勉強時間ではなく勉強の内容・質を重視すると書いてきましたが、このポリシーをある程度実践することができたと思っています。
もちろん元からTOEIC900-950を安定的に取れていたので、そういう意味でのアドバンテージはありましたが。
今回、一番重視したのは過去問研究でした。いったいどんな出題なのか。
過去問を見て、「語彙問題」「英作文」がキモだ、と判断しました。これは結果的に間違っていなかったように思います。
他の長文問題、リスニングは、特別な対策はいらないと思いました。英語力を上げさえすればおのずと磨かれるはず。
そして、語彙問題は単語を覚えること。
英作文はとにかく解答パターンを覚えること。
この2つだけは早くから取り組むべきだと思いました。
学習時間の内訳は次のような感じです。
「語彙対策(旺文社テキスト)」 12時間
「英作文(旺文社テキスト)」 12時間
と、全体勉強時間の半分近くをこの2つに費やしました。この2つはとにかく時間がかかるため、学習の初期から取り組むべきだと思います。ある程度英語ができるなら、これだけやってもいいかもしれない。
「ロックスターの英語」 10時間
以前の記事で触れた「ロックスターの英語」。この難易度は非常に高く英検のリスニング問題よりもはるかに難しいため、これを何度も繰り返すことでリスニングの心理的ハードルを下げました。
残りの時間は「NHK実践ビジネス英語」の過去のものを「英訳アウトプット練習」として繰り返したり、オンライン英会話(最近サボり気味)をしたり、というところです。
全体の学習スタンスとしては常に「英訳」を心がける。日本語で理解しておしまいなのではなく、「すばやく英語にできるか」、これを「語彙対策」を除く全ての学習において意識しました。このスタンスが英作文の結果にも反映されたのだと思います。
さて、調子に乗るのはこのくらいにしておきましょう。2次試験絶対合格を目指します!