前の記事 TOEIC860以上取れる人が最小限の労力で英検1級に合格する方法①
英検1級の効率的な勉強法を、TOEIC800代後半が安定的に取れる方向けに書いています!今回は第2回目です。
- 学習時間(前回)
- 基本スタンス(前回)
- 1次試験
- 第1問 語彙対策(重要)(前回)
- 第2問 長文空所補充問題
- 第3問 長文選択式問題対策
- 第4問 英作文対策(重要) (次回)
- 第5問 リスニング対策 (次回)
- 2次試験対策(重要) (次回)
第2問 長文空所補充問題
第2問は長文問題。長文の中が一部空欄になっており、適切な語句(1文ではなく語句の塊)を4択から選ばせる問題。これが長文2題、計6問出題されます。
この問題が英検1級の「苦しさ」を象徴する問題でしょう笑。長文の難易度はかなり高い。その文意をおおよそ理解したうえで、前後の文脈に沿った語句を選択する必要があります。
要は長文読解力+ロジカルな判断が必要になるということ。個人的にはなかなか解くのが苦痛な問題です笑。
とはいえ、特別な対策は全く必要ないでしょう。
この問題の対策は「英語力をあげること」。これにつきます。
英語力が上がれば、必然的に読解力も身に付きますし、その結果ロジカルな判断力も上がります。
よって、第1問の語彙・イディオム対策で単語力を増強し、さらに日々の学習で英語力を上げることを怠っていなければ、あとは過去問をひたすら解く、ということで十分な対策となります。
次の第3問もそうですが、この長文問題で無駄に対策本等を購入したりして時間を浪費しないのが、最小限の労力で合格するコツです。
第3問 長文選択式問題対策
対策は第2問と全く同じ。ひたすら過去問を解く!これに尽きます。
しかしそう言ってしまうと元も子もないので、長文問題をどのように解ければ「理想的な状態」なのか、考えてみることにしましょう。
さて長文問題、これが仮に文章も選択肢も全て日本語で書かれていたとしたら、どうでしょうか。
おそらく我々はうっかりミスでもしない限り、時間内に解いて満点を取れるでしょう(少々間違える可能性はありますが)。
そして日本語の長文を読むとき、文章を「途中で読み返す」ことはほとんどしないと思います。なぜなら1回読んで理解できるから。
英語も同じで、何度も「途中で読み返す」ことをしないことが、制限時間内に問題を解くカギとなります。
ということで、英語の長文問題を解くに際し、「途中で読み返しをせず」最初から最後までさーっと読んで理解できる、という状態が第一目標となるでしょう。これができればスピードが格段に上がり、正解にたどり着ける可能性も高まります。
TOEIC800後半であるにもかかわらず、英検1級の長文をさーっと呼んで(読み返しをしないで)あまり理解できないのであれば、まだ基礎となる単語力が足りないか、英語そのものに対する慣れがない可能性があります。
その場合にお勧めなのが、TOEICの長文問題を使って「読み返しせず、最初から最後までさっと読む」練習をすることです。
ひらたくいえば「速読」ですね。
TOEICの長文問題で使用されている単語・イディオムは、ごく簡単な日常表現であり、難解なものはほとんどありません。まずはこれを「途中で読み返すことなく」さっと読む練習台としたほうがいいでしょう。もちろん問題も解いて、答えあわせをして理解が正しいかどうかも確認します。
また「途中で読み返す」というのは、実は癖になっている可能性があります。途中でよくわからなくなって、その状態で先に進むのが嫌で、途中で何度も何度も読み返してしまうのはよくわかりますが、強引にさーっと先まで読んでしまう、ということをやってみるのも手です。じっくり読もうがさっと読もうが、意外と全体理解はそれほど変わらなかったりします。
このTOEIC長文問題での速読練習、および第1問語彙対策の学習を重ねていくことで、じわじわと長文読解力は上がっていきます。
後はひたすら過去問を解いていくのみです!
第2問・第3問(長文対策)まとめ
- 長文対策はとにかく英語力を上げるのみ!基本的には過去問を解くのみで十分
- 長文は「途中で読み返さず最後までさっと読む」のが理想
- 練習として、TOEICの長文問題を「読み返さず最後まで読む」練習台とするのもあり