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今回の記事は大学生向けとなります!
私の大学生活は、今思えば実に退屈でつまらないものでした笑。
自分としてはとても楽しんでいたつもりでしたが(高校までは校則や家の規則が厳しかったため、上京後初めて得た自由を満喫)、はっきりいって何一つ生産的なことをしていません。
合コン、バイト、サークル。これらはまあ一通りやりました。
しかし肝心の勉強、留学、それからもうひとつ踏み込んだ学生ならではのチャレンジ(例えばLiveするとかアメリカ放浪するとか)はまっっったくやっていません。
どうも気力が湧かなかったし、とにかくゲームしたかった笑。責任のない中途半端な自由を謳歌している、という感じでした。
今でもそうかもしれませんが、当時の大学(文系)はとてつもなく緩い環境。授業にほとんど出なくても、テストでちょろっと頑張れば単位がもらえる。
ということで試験前だけは少々勉強しましたが、それ以外はグータラ学生もいいところでした。
それがダメだと気づいたのは何と卒業寸前。就活で大苦戦し、唯一の内定先に感謝しながらも、このままではいけないと思い、突然公認会計士の勉強を開始しました。その後のいきさつは涙なしでは語れない次のカテゴリをご参照いただければと思います。新卒社会人の公認会計士試験合格体験記
その後、幸いにして社会人で様々な経験をすることができました。しかし社会人初期は、学生時代のサボりの影響もあり、大いに苦戦しました。
この記事では、大学生のうちにこうすればよかった、と思っていることを書いていきたいと思います。
- 勉強
- イベント
- 一生の趣味を見つけること(次回)
- 留学(次回)
- とにかく経験!(次回)
勉強
大学生なのにこれが最初に来るというのは何とも日本ならでは。勉強をしない学生がいるというのはわが国くらいではないでしょうか(社会人もしていないですが笑)。
当たり前すぎますが、大学生は何よりもまず「勉強」が大事です。
自分に関していうと量が全然足りなかった。何を勉強したと聞かれても全く答えられません。
まずはいろんなジャンルに手当たり次第に手を出してみて、自分が継続できる好きなことを探す、ということをやる必要があります。
私は幸いにして卒業間際になって「簿記・会計」というジャンルを見つけることが出来ました。本当に幸運でした。
しかし卒業間際ではなく、大学1年生の時から常にアンテナを張って探し続けるべきなのです。興味があることなんて、そんなに都合よく向こうから転がってくることは無いのですから。
ちなみに個人的意見ですが、勉強することが「英語」というのは少々違うかな、と思っています。
英語は勉強科目というよりも「できて当たり前のもの」という感じがします。英語だけ出来ても付加価値は無くなりつつあります。それよりも「英語を使って何をするか?」を考えたほうが良いでしょう。
イベント
社会人になって思うのは、「人を動かす」というのはとてつもなく大事であるということです。
好むと好まざるとにかかわらず、小規模チームのリーダーになったりもしょっちゅうですし、お客さんを呼んで自社製品の展示会をしたり、自分が講師になってセミナーを開催したり、なんてのもよくあります。
私は一時期、地域振興の一環として、区と協力してお祭りや町おこしイベントなんかもやっていましたので、「人が動く」「人が集まる」ということがいかに大切かわかっています。
やはりいいイベントは人を動かすことが出来る。そしてそれがいいビジネスに結びつくのです。
ダメなイベントの典型例は、独りよがりになっていること。セミナーであれば全く受講者の立場に立たず一方的に喋るだけ。街のイベントであれば、来訪者の立場に立たず単に自己満足の展示に終始しているようなもの(お役所のイベントにありがちですね笑)。
社会人になれば、本当に「人を動かす」ことの大切さがわかります。それはオンラインであっても同じです。
で、私が学生のうちにやっておけばよかったと思うのは「イベントサークル」主催。なんとなくチャラい感じがしますが笑、とはいえ「イベント」というのは本当に大事です。なぜなら人がどれくらい集まるか、が大事だから。もしくは、人数にはこだわらなくとも、どれくらいいいイベントができるか。参加者の満足度は高いか。このあたりも大事。
イベサーで企画を考え、人を集め、いいイベントを開催するというのは、社会で大きく役立つ経験になるでしょう。
イベント内容は学生であればはっきりいって何でもいいはずです。スノボだろうが登山だろうがパーティーだろうが勉強会だろうが、とにかく大義名分を立て、共感してもらい、人を集める。そして参加者を満足させる。
私はこのあたりの重要性に気づくのが遅く、最初のうちはひとりよがりのイベントを連発するなど、本当にダメでした笑。
ということでイベント、少人数でもいいのでガンガンやりましょう。やるからには参加者を満足させましょう。どちらかというとオンラインよりもリアルイベントがいいと思います(コロナ収まってほしいですね)。