英語学習において、とりあえずの目標としてしたのがTOEIC900超え+英検1級でした。これらを達成すれば、英語は不自由なくペラペラ、くらいに思っていました。
そして2021年、英検1級に合格し、とりあえずの目標を達成することが出来ました(TOEICに関していうと10年前に達成)。
参考記事 英検1級受験記録
ちなみにTOEICはその後かなり伸び悩んでいます。毎年1,2回は受けているのですがだいたい900-950間をウロウロ。
TOEICはまず集中力が続かない。リスニング45分+リーディング75分、ぶっ通しでひたすら集中しなければいけません。15分で集中力が切れるw私にとって地獄に等しい試験です。いつも受験日の前日、「あー、明日集中力持つかな…」と憂鬱な気分になります笑。
そして、いろいろなブログを見てみると、どうやら最近TOEICの問題自体も難化しているようです。確かに感覚としても問題が小難しくなっている。リスニングでは単純なYes/No問題だけでなく、集中して聞いていないと解答がわからない問題が多くなっています。リーディングにしても、ざっと読んでも答えがわからず、よく読まないとわからない問題が増えています。
ということでTOEICに関してはまだまだ勉強が足りないと思っています。
とはいえ、試験の目標を達成し、仕事でも何度も海外案件に携わり、一応職場では「国際人材」として見られるようにもなりました。
さて、それで肝心の英語力は、自分が思い描く水準になったのか。
それが、「全然まだまだ」です!!
自分が思い描く英語力の水準とは
- ビジネス遂行においてほとんど問題がないレベル
- 日常会話がほとんどわかるレベル
- ドラマ・映画が字幕なしでほとんどわかるレベル
- 小説・文献等読むのにほとんどストレスがないレベル
です。高い目標かもしれませんが、一方でほとんどの英語学習者がこのレベルを夢見るのではないでしょうか。
試験目標は達成しましたが、現状上の4つの目標の達成状況は次の通りです。
ビジネス遂行においてほとんど問題がないレベル…70点
自分が関係する「会計監査」においては、だいぶ出来るレベルになってきました。会計監査の知識があるのに加え、5~6年英語によるコミュニケーションを経験し、慣れも出てきたためです。とはいえ100点には遠い。リーディング・ライティングはともかく、もう少しリスニング+スピーキングを磨き細部を聞き取れるようにする必要があります。
日常会話がほとんどわかるレベル…30点
海外に行くと何気ない日常会話をする機会が多いですが、はっきりいってほとんどわかりません笑。これが海外留学・駐在未経験の辛いところ。ビジネス英語は出来たとしても、日常のやり取りやくだけた表現がほとんどわからない。よく「日常会話レベルはできるようになりたい」と言うことを聞きますが、「日常会話」が一番難しいと思います。参考記事 英語学習の常識と非常識②
ドラマ・映画が字幕なしでほとんどわかるレベル…5点
ドラマ・映画、いつまでたっても聞き取れるようになりません(泣)。上記の日常会話にもリンクしますが、ドラマ・映画は高度な日常会話に加え、ストーリーに関連する専門用語が頻出し、相当ハードル高いと思います。まずは英語字幕でなんとか理解できるようにしたいですが、英語字幕だとドキュメンタリー7~8割、ドラマ・映画5割(内容による)というところです。
ドラマ・映画で一番いい方法は、まず日本語字幕で見て、次に英語字幕で見て、最後に字幕なしで見る、という3段階方式でしょう。結構時間はかかってしまいますが。
小説・文献等読むのにほとんどストレスがないレベル…60点
「読む」ということに関しては、じっくり時間をかけていいのであれば、大抵のものは読めるようになっています。
しかし「ストレスがないか」と言われると結構なストレスがあります。昔パリのオルセー美術館で買った「モネ」の画集を持っていて、その画集には英語で20ページくらいのモネの生涯に関する解説があるのですが、読もうとしていつも2ページくらいで挫折してしまいます笑。理由は難しい表現が多く、しかも長いから。モネは好きなのでおそらく日本語だと全部読んでいるはずですが、やはり英語だとまだストレスを感じているのです。
ということで結論としては、TOEIC900以上+英検1級取っても、「全然まだまだ」というちょっぴり残念な事実がわかったのでした笑。世界的視点で考えると、英語ユーザーのスタートラインに立ったに過ぎない、ということが言えます。
まあとはいえ、英語ユーザーとしてじわじわと前進しているのも事実。ライフワークをそう簡単に極めることなどできるわけがありません。地道に取り組んでいくのみです!
つづく