前の記事 「株式投資」のすすめ1
中年会計士のゆるい株式投資記録です!
2022年3月3日時点、急変する世界情勢下、日経平均は乱高下を繰り返しながら下落傾向、全く先が読めません。しかしはっきりって株価などはどうでもよく、ウクライナ侵略の一刻も早い終結を望んでいます。
以下、株式投資を初めてよかったと思うことの続きです!
- 株式市場の仕組みがわかる。(前回)
- 株式市場は世の中の動きと密に連動しているため、世の中の動きにも必然的に興味が出る
- 会社への興味がさらに出る
- 株価の上下により自分の投資スタンスがわかる。結果的に自分の性格もより深く知るようになる
- 平日に楽しみが出来る
株式市場は世の中の動きと密に連動しているため、世の中の動きにも必然的に興味が出る
私は主にスマホのアプリで売買を行っていますが、そのアプリは毎日多くのニュースを届けてくれます。どこの会社が決算だとか、業績が悪化しただとか、新製品を開発したといった情報に加え、国際的な指標の情報なども見ることができます。
かつて日経新聞を読んでいましたが、そのときは読んでいてもどうも指標等頭に入ってきませんでした。あまり自分に関係がないと思っていたからでしょう。
しかし今は自分の投資先が進出している国、属する産業の動向等はよく注意して見るようになりました。以前よりはるかに理解できるようになっています。
かといって、ニュースを見て株価の動きが見えるようになるかというと、それはほぼ不可能ではないかと思っていますが…。それはそうですよね。誰もが知ることのできるニュースを見て株価を予想し、お金を稼ぐことができれば誰も苦労はしません。
そういう投資利益目線というよりも、ニュースを見て、株価が動くのを見て一喜一憂し、ニュースがより深くわかるというのが、結構大事なのではないかと思います。
何よりも「自分事」としてニュースを見ることが出来るようになるのです。
会社への興味がさらに出る
この辺は投資スタンスの違いが出ると思いますが、私はどちらかというと会社のことをよく調べる派です。
HPはもちろん、有価証券報告書を見て数字をしっかり確認します。決算短信を見て予実状況を確認するのもいうまでもありません。
それらを見ていると、会社への興味が湧いてきます。こういう業界に属していて、こういう決算状況で、今後こういう戦略を取るのであれば、株価は上がる(下がる)だろうという仮説を立てるようにしています(それが当たったかどうかは投資ノートとしてエクセルで管理しています)。
ちなみに有価証券報告書(上場企業が毎年作成する事業概要・決算状況を説明する書類)ですが、監査法人勤務時代は「投資家が大いに参考にするものなので、しっかりチェックしなければいけない」と思っていました。しかし投資目線で見ると残念ながら「too much」な印象を受けます笑。あんな100ページの超大作を隅々まで読むヒマはありません。決算書の次に載っている注記群は収益認識基準導入の影響で近年ますます複雑になり、もはや暗号レベルになりつつあります(「履行義務への配分に関する情報」とか、ほとんどの人が「?」なのではないでしょうか)。数字感の把握であれば決算短信で十分です。
まあ有価証券報告書は、投資家向け資料という意味合いのほかに、上場企業として国際的に要求される情報開示能力があるかどうかを示す意味もあるので、作ること自体が大事なのでしょうけど。
個人的には「グロース市場」であればあれほどの大量の文書は必要なく、簡潔な書類でいいのでは、と思っていますが…
このあたりの書類は企業HPのIRページに乗っているほか、EDINETや各種サイトでも見ることが出来ます。
株価の上下により自分の投資スタンスがわかる。結果的に自分の性格もより深く知るようになる
私は当初、中期的に投資するつもりでした。具体的には最低半年~1年くらいは保有する。
しかし気が付くと、わずか1か月で何十回と売買をしている時もありました笑。
まあそれは単に初心者の右往左往だったのかもしれませんが、自分って意外とこらえ性がないというか、短期目線なんだなということがわかりました。
考えてみれば、自分は最近でこそ何事も中長期的な計画を立てるようになりましたが、元の性格は極めて行き当たりばったりです笑。戦略がないというか。そういった「弱点」がわかりました。後に触れますが、自分が買った銘柄は売った後でも「Yahooファイナンス」で「過去保有銘柄」としてすぐ株価を見ることが出来る状態にしておいた方がいいでしょう。なぜなら自分の短絡的な判断で売却してしまうと、現状いかに損しているかがよくわかるからです(/ω\)。
平日に楽しみが出来る
株式市場はもちろん平日だけしかやっていないため、平日朝起きて「相場はどうなっているかな」という楽しみができます。まあ楽しいのは上昇局面だけですが…笑。
ということで、株式投資、ゆるくやるのは本当におすすめです。上がるかもしれないし下がるかもしれないけど、世の中の動きを知るにはうってつけという気楽なスタンスで初めて見るのがいいと思います!
次の記事 自分の「投資方針」を作ってみた1