前の記事 基礎テキストをどう読むか-「アウトライン」「精読」「アンダーライン」「速読」1-
基礎テキストの読み方の続きです!
- アウトライン(前回)
- 精読・アンダーライン
- 速読
精読・アンダーライン
基礎テキストは、強弱はあるものの全てしっかり読むべきです。なぜなら基礎テキストというのは「出題範囲の要旨」に書かれている内容を網羅しているため、基本的には無駄がありません。特に短答試験の場合は基本テキストをほぼすべて読み込んでおく必要があります(もちろん強弱はあります)。
テキストを読む際、前回の記事の通り目次でアウトラインを確認し、これから自分が読むべき箇所を確認したら、精読します。まあ精読と言っても特別なことは無く、しっかり読むだけなのですが。
そして重要と思った箇所にはフリクション青で線を引くのがお勧めです。
フリクションは消せるボールペンのようなものです。なぜ青かというと、黒だとテキストの文字色と同化してしまい見ずらくなってしまう。赤はどぎつくなってしまうのと、答練からのリファー用に取っておきたい。
まあ色は個人の好みなのでなんでもいいのですが…。
線を引くときのコツは、「いま読んでいる箇所をノートに要約しながら書き写すとしたらどのように書き写すか」を意識することです。
以前、ある「読書技術」的な本に次のように書かれていました。
「自分が読んでいる本で大事な箇所は、読書ノートに文章を要約しながら手で書き写しなさい。」
そうしないと記憶に定着しない、とのことでした。
これを読んで私はなるほど、と思いました。確かに要約しながら書き写すと記憶にも定着しそうですし、自分が書いた「読書ノート」も充実しそうです。
それでこれを実践してみました。
しかしこのチャレンジは1日で終わりました笑。
理由はもちろん、本からノートへ書き写すのが超絶面倒くさいし、時間がかかるからです。
ノートを買ってきて手書きで要約しながら写していたのですが、あっという間に挫折しました笑。そこで次に手書きだと疲れるからワードにしようと思い、ワードに書き写してみましたが、それも30分くらいで飽きてしまいました。
この時に思ったのですが、別に書いたからといって大した効果はありません。「ノートに抜粋するとしたらどの部分か」を意識しながら線を引くだけで、同じ効果がある、と思いました。
この本のエキスだけいただいたわけです。
やはり社会人受験生は時間の浪費には気を付けなければいけませんね。書いていると何となく勉強したようなつもりになるのですが、ただ手を動かして終わってしまうことは避けなければなりません。無駄なノートづくりは自己満足に終わる可能性が高いです。
話が逸れましたが、アンダーラインはざっくり引くのではなく、「今読んでいる箇所をノートに書き写すとしたらどの部分か」をしっかり意識しながら引くべきです。
アンダーラインはもうひとつポイントがあります。それは「明日の自分が、線を引いたところだけを速読したとしても理解できるか」を意識しながら引くのです。
その目的は次の速読のところで触れます。
最初はどの部分が重要で線を引くべきがわからないと思います。講師が重要な箇所やラインを引くべき箇所を言ってくれればいいのですが、必ずしもそうは行かない時もあるでしょう。
その場合は自分が大事だと思ったところに線を引けばよいです。後で読んだ時大して重要じゃないと思ったら、消せばいい。そのためにフリクションを使用します。
速読
さて、基礎テキストを読み始め、初日に5ページ読んだとしましょう。
2日目、まず冒頭30秒で再び目次を確認します。
そして6ページから再び精読を始める、というのはお勧めしません。
まずは復習として前回読んだ5ページを「速読」すべきでしょう。
どう速読をすればいいかというと、前回「アンダーラインを引いた箇所のみ」ざーっと眺めるのです。5ページだと大体1分くらいで終わることが多いでしょう。
アンダーラインをざーっと読むだけなので頭に入ってこないと思うかもしれませんが、この練習を繰り返していると、いずれ「アンダーライン速読」だけで頭に入ってくるようになります。
そのためにもアンダーラインを引くとき上でも触れたように「明日の自分が、線を引いたところだけを速読したとしても理解できるか」を意識する必要があるのです。
1分でも前回読んだ個所をざっと速読することで、前回の内容がぼんやりと蘇り学習スイッチが入ります。
これを何度も繰り返していると、速読するだけでほとんど内容が頭に入ってくるようになります。試験前にこの状態になっていることが理想ですね。
このように基礎テキストの基本的な取り組み方は「アウトライン(目次確認)→速読(前回の復習)→精読・アンダーライン」となります。
まとめ
- アウトライン 学習の最初に必ず目次を読で全体感をつかむ
- 精読・アンダーライン 「今読んでいる箇所をノートに書き写すとしたらどの部分か」「明日の自分が、線を引いたところだけを速読したとしても理解できるか」を意識して線を引く
- 速読 前回の学習箇所をアンダーラインを引いた箇所のみ速読する
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