超ダツベン(脱力勉強)生活のすすめ

物事を真剣にやるのはとてもいことです。

しかし、「真剣にやること」、と「力を入れてやること」は違うと思っています。

力を入れすぎると、途中でばててしまうことが多いです。

日本社会は「腰を据えて、一心不乱に長時間取り組むこと」に重点を置きすぎていると感じていました。勉強、スポーツ、仕事、すべてです。

勉強に関していうと、授業を50分しっかり集中して受けて、ノートをしっかり取って、といったことが重視されていますね。

しかし授業は50分本当に必要なのでしょうか。皆50分集中して聞いているのでしょうか。ノートを写経する必要はありますか?英単語帳を自分で書いて作る必要は?そもそも机に座って勉強する必要あるでしょうか?笑

学生時代、勉強・スポーツで言われた通りにすることを叩き込まれた場合、社会人になって苦労すると思います。

仕事では効率的に成果を出す必要があります。一心不乱に時間をかけてやればいいのは学生までです。

仕事で成果を出すには、もちろん効率的な勉強も必要です。

社会人は仕事でかなり疲れますので、学生時代と同じようなマインドで勉強すると、継続が著しく困難となります。

私は社会人になって、仕事でのある経験から、公認会計士試験の合格とTOEIC900以上の取得という無謀な目標を掲げました。会計も英語も知識ゼロの状態からスタートという無謀すぎる挑戦でした。

しかし、7年のチャレンジの末、運にも恵まれ両方達成することができました。

もちろん最初は、社会人生活と勉強生活の両立に大いに苦戦し、なんども諦めそうになりました。

そこで、これまでの「学生時代から叩き込まれた一心不乱スタイル」を改め、それとは対極となる「超脱力勉強法」を考案しました。考案というとちょっと大げさですが笑。

簡単に言うと以下のような感じです。

  1. どんなに疲れていようと、自分が集中できる時間を見つけ出す(私の場合は15分)。最低1日その時間だけ勉強すれば良しとする
  2. ↑の時間区切りで次々に科目を変える(疲れないことが多い)
  3. 精読→速読→精読を繰り返す
  4. 学習の全範囲を把握し、自分なりに細分化する
  5. シンプルな進捗管理表を作る
  6. 自分の「標準ペース」を設定する。この科目は15分で5ページ読む、等
  7. 時間がかかる無駄な努力は絶対にしない(私の場合はノートづくり、単語帳作成、予備校の講座を全て受けること等)
  8. 一番大事なのは、チャレンジを楽しむこと!

例えば1なんかは人によっては「そんなんで何ができるの?」と怒られるかもしれませんね。なぜなら、私は公認会計士試験の勉強をしていた時も、1日15分しか勉強しない日もあったからです。

なにしろ予備校は1日8時間は勉強しろ、と言っていました。よく同僚からも、そんなんで受かるわけないでしょ、と言われていました。そう言いたくなる気持ちはよ~くわかります笑。

しかし社会人は、自分の体・疲労と相談しながら、「とても賢く」勉強する必要があります。1日15分だろうが、しっかり集中していれば何の問題もありません。

また勉強というのは掘り下げてみると、インプットとアウトプットに大別され、一日にできるインプットの量は、どれだけ時間をかけようとあまり大差ありません。記事で触れていますが、精読→速読→精読のサイクルを作れば、15分でも大量のインプットが可能となります。

このブログでは、社会人のための「ダツベン」=超脱力勉強法を考えていきます。

一言でいえば、超真剣に、手を抜きましょう、ということです。

逆の言い方をすると、手を抜くために何をするかは、超真剣に考えましょう

一緒に考えていきましょう!!

ブログについて

当面毎週水・土の更新予定です!

このブログのコンセプトは次の通りです。

・社会人の「超脱力勉強法」を追求する

社会人が勉強して自由になる意味を考える

・働きながら資格試験合格・ビジネス英語習得・TOEIC高得点を実現する

働きながら勉強することの重要性を考える

働きながら勉強するモチベーションを考える

キーワードは「働きながら」です。つまり、なんらかのかたちで仕事をしている方向けとなります。

仕事をしている以上、当然ながら疲れています。仮に17時に退社できたとしても、心身共に想像以上に疲弊しているものです。

そのうえでさらに頭を使おうというのですから、工夫が必要となります。いきなり膨大な勉強ノルマを課すことは得策ではありません。

そこで当ブログでは「15分メソッド」を掲げております。平たく言えばまずは15分勉強して、それを継続してみましょう!というものです。

本文で触れますが、15分という数字は馬鹿になりません。

さらにモチベーションを保つことが勉強を長く続けるコツとなります。

私は仕事をしながら7年間公認会計士試験の勉強をし、5度も試験を受けましたが、4度落ちても、嫌になってやめようと思ったことはありませんでした。それは次の点が大きく影響しています。

・自分を分析し、飽きない工夫をしたこと(これが上記の15分メソッドにつながっています)

・進捗を視覚化し、ゲーム感覚で取り組んだこと

・チャレンジ自体に価値があると思っていたこと。

自分がどうすれば継続できるのかという自己分析とそれに基づくモチベーション管理が非常に重要となります。

働きながら勉強することの最大のメリットは、アウトプットの場が豊富にあるということです。勉強したことは、即職場で生かすことができます。このインプット・アウトプットをうまく活用するのもモチベーション管理に大事です。

基本的な構成は次の通りです。更新は1-6と7を交互に行っていく予定です。

1.社会人よ勉強して自由を叫べ!

2.はじめに

3.基本的な考え方 社会人の勉強法とは?

4.社会人の「資格試験」勉強法 公認会計士試験を例に

5.社会人受験生のメンタルとモチベーション

6.社会人の資格試験以外の勉強方法

7.社会人の英語勉強方法

2020年7月現在、世間はコロナ禍であふれ、ビジネスにおいてもこれまでの常識が次々と覆されています。

不安定な時代にあって、勉強することの意味は、ぶれない真理を追究すること、と思っています。

「本当に重要なこと」を深く考えることができる人材が、今後重要になってくると思います。変化に対応するには日ごろの基礎的な鍛錬、つまり勉強が欠かせないと思います。

…といろいろ理屈っぽいことを書きましたが、実は、言いたいことは次の一点のみです。

明るく楽しく生きましょう!!

趣味でも仕事でも知識をつけて、狙い通りの成果が出せるように、出せなくても落ち込まずに、試行錯誤を続けていくことが、とても楽しいはずです!!失敗しても殺されるわけではありませんから!!笑

目次:

1.社会人よ勉強して自由を叫べ!

2.はじめに

3.基本的な考え方 社会人の勉強法とは?

4.社会人の「資格試験」勉強法 公認会計士試験を例に

5.社会人受験生のメンタルとモチベーション

6.社会人の資格試験以外の勉強方法

7.社会人の英語勉強方法